2019年3月に海外で発表されたHUAWEI(ファーウェイ)P30 Pro(ピー30プロ)。
最新鋭の光学5倍望遠レンズを搭載したカメラが特徴で、もはや「デジタルカメラを持つ必要がない」とまで言われる高スペックのハイエンドモデル。
日本でも発売を熱望する声も多いですが、現時点で日本で発売される公式アナウンスは出ていません。
ただ、私は近いうち(2019年5月頃)に日本でもP30 Proが発売されると見ていますので、一足先にP30 Proへの機種変更とのりかえ(MNP)について気になる点をまとめてみました。
P30 Proを購入する場合、機種変更とMNPはどっちがお得になるかについても触れています。
メーカーから正式発表があり次第、随時情報を更新しますが「主観」の部分も含まれることをご了承下さい。
目次
P30 Proの端末価格はいくら?
まずはP30 Proが日本で発売された時の端末価格をチェックしていきましょう!
現在、海外での発売価格は8GBモデルが999ユーロ≒124,000円で発売されていますので、日本発売される場合もほぼ同じ価格帯になると予想できます。
また、これまでの傾向を見ると、日本で発売されるキャリアはドコモとソフトバンクが濃厚。
auはHUAWEIのミドルレンジモデルの販売実績はあるものの、ハイエンドモデルの発売は希望薄と見ています。
で、気になってくるのがキャリアでの販売価格ですが、定価と比べてどれくらいの端末割引があるかを見ていきましょう!
とは言っても、まだP30 Proはどのキャリアでも取り扱いがされていませんので、ここではHUAWEIの最新モデル「P20 Pro」を例にとり、ドコモでP30 Proへ機種変更した場合をシミュレーションしてみようと思います。
P30 Pro ドコモの端末販売価格を考察(P20 Pro参考)
ドコモ | |
一括価格 | 103,680円 |
分割価格 | 4,320円×24回 (103,680円) |
割引額 | -2,808円×24回 (-67,392円) |
オンライン割引 | -5,184円 |
実質価格 | 31,104円 |
上の表を見ると、ドコモでは端末の割引が入るので、実質価格は31,104円で持てることが分かります。
ただ、ドコモでは端末代金と通話料を分けて考える「分離プラン」の採用が決定しているので、ここまで大幅な値引きになることは考えずらいです。
代わりに「ギガホ」や「ギガライト」などの通信量割引になるのですが、P30 Proを定価(11万円)で発売すると誰も買わなくなるので、ある程度の端末割引は行われるらしく、端末割引の詳細は6月を目処に発表されそうです。

ドコモ 吉澤社長
尚、どのキャリアでも共通で「分割」と「一括」に価格差はありませんでした。
また、新機種は一般的に「機種変更」と「MNP」に価格差は無く、発売後数ヶ月で徐々にMNPの方が安くなります。
ですので発売当初は機種変更もMNPも同価格で発売されると私は見ています。
P30 Proの月額料金はいくら?
おおよその端末価格が分かってきたので、今度は機種代金に通話料を加えた「月額料金」を考察していこうと思います。
尚、月額料金(維持費)は契約するプランや個人の使用状況によっても大きく変わってきますので、ここでは比較しやすいよう
・月のパケット量は5GBもあれば充分
という人を想定して金額を算出しています。
また、ご存知の通りP30 Proはまだ日本で発売されていないので、上と同様にHUAWEIの最新モデル「P20 Pro」をドコモで機種変更した際を想定して試算していきますね。
ドコモは「1人で持つ」「家族で持つ」によって、1台あたりの月額費用が変わってきますので、それぞれの価格を別で算出しました。
ドコモ「1人で」機種変更をした場合の月額費用(P20 Pro参考)
ドコモ | |
端末価格 | 4,320円 |
通話プラン | 1,058円 |
パケットパック | 5,400円 |
インターネット接続 | 324円 |
割引額 | -2,808円 |
合計 | 8,294円 |
ドコモ「家族で」機種変更をした場合の月額費用(P20 Pro参考)
ドコモ | |
端末価格 | 4,320円 |
通話プラン | 1,058円 |
パケットパック | 540円 |
インターネット接続 | 324円 |
割引額 | -2,808円 |
合計 | 4,320円 |
1人でP30 Proに機種変更をした場合、端末代金に通話料を含めた毎月の維持費は8,294円ほどになる見込みです。
対して、家族の子回線として機種変更をした場合は、4,320円/月とおよそ半額。
家族にドコモユーザーがいる場合は、シェアパックを使って契約をしたほうがお得になることが分かります。
また、ドコモでは2019年6月から新プランが適用されるため、契約回線数に応じて家族全員が500円~1,000円/月が割り引かれるので、家族全員にメリットはありますね。
ドコモは家族がお得になる割引が多い
ドコモは家族の囲い込みを強化しているためか、家族向けの割引プランが多くあります。
そういえば先日の新プラン発表も、「家族で使うと安くなる」という内容が多かった印象を受けます。
メインユーザーとなる20代~50代のスマホシェア率が限りなく100に近づいた現在、今度はシニア世代を取り込むための割引と見て良いでしょう。
P30 Proなどの最新モデルを安く持つこともできるので、使えるものはしっかりと使っていきましょう!
家族まとめて割で5,184円割引
「家族まとめて割」はドコモを使う家族が「シェアパック」に加入すると、1台あたり5,184円の割引となるキャンペーンです。
尚、この割引が適用になるタイミングは少しシビア。ドコモショップで機種変更をした場合は、家族が同時に同一店舗で対象機種を購入しなくてはなりません。
もう一つの方法としては「ドコモオンラインショップ」で機種変更をする場合ですが、オンラインショップ購入なら同一月内であればOKと少し条件は緩くなります。
ドコモご家族紹介特典で10,000dポイントGET!
家族の中に他社(au・ソフトバンク)からMNPを使って乗り換えをし、対象機種を購入すると10,000円分のdポイントがもらえるキャンペーンです。
もらえるdポイントには使用期限がありますが、それでも6ヶ月も猶予があるので無駄になることは無いはず。
10,000円分のポイントって結構大きので、家族にドコモ以外のスマホを使っている人がいれば、この機会にドコモへ誘ってみても良いかもしれません。
ドコモの学割で13ヶ月間は毎月1,500円割引に
「ドコモの学割」は学割という名前が付いていますが、対象年齢が25歳以下なので、年齢条件をクリアしていれば学生以外の方でも適用となります。
このキャンペーンの特典は、申込み月を含めて13ヶ月間、毎月の利用料金から1,500円の割引になるというキャンペーンです。
加えて、家族が「ドコモの学割」に申し込んだ場合、同一シェアグループ内にいる人数×2,500dポイントももらえます。
例えば夫婦でドコモを使っていて、子供が新しく「ドコモの学割」に加入すると、3人×2,500dポイント=7,500dポイントがもらえるということ。
シェアグループにいる家族が多ければ多いほど、もらえるdポイントは多くなります。
ドコモ光セット割で家族全員がお得に!
「ドコモ光セット割」は、自宅の光回線(wi-fi)とドコモのスマホの両方を使っている場合、プランの内容によって割引を受けることができます。
割引額は契約プランによっても異なり、例えば家族で「ウルトラシェアパック100」を利用している場合は3,500円/月の割引となります。
スマホはドコモでも、家のwi-fi回線が「ドコモ光」ではない場合、ドコモに統一することで毎月のスマホ代を安くすることができますよ。
ドコモは機種変更に使える割引がかなり多い
話がドコモの話だけになっていますが、ついでにもう少し紹介をすると、ドコモには機種変更に使える割引が多くあります。
この割引の中には併用可能なものもあるので、組み合わせで月額の維持費をかなり安くすることもできますよ。
ドコモwith(ウィズ)で半永久的に1,500円割引に
ドコモウィズは、対象機種の購入で毎月1,500円の割引となるキャンペーンで、機種変更をしない限りずっと割引が続くお得な割引サービスです。
P30 Proが対象機種に含まれるのはまだ先になりそうですが、毎月の維持費がかなり安くなるので、狙っている機種が対象機種に入ったらすぐに機種変更をした方がいいレベルでお得です。
ただ、残念ながら新プランが適用される兼ね合いで、ドコモwithの新規受付は2019年5月31日(金)で終了すると正式にアナウンスされています。
今ならまだ駆け込み申込みが可能ですので、気になる方は早めにチェックをしたほうが良さそうです。
ドコモスペシャルキャンペーンで5,184円割引
「ドコモスペシャルキャンペーン」は、期間限定でお得な特典を受けることができるキャンペーンを総称したキャンペーン名で、月によって3~5個のお得な特典があります。
キャンペーンの一例を挙げると、
②648円/月で購入できるスマホが4機種
③毎週月曜日は10人に1人5,000dポイントが当たる
④対象機種購入で充電器やノベルティがもらえる
キャンペーンの内容は月替りで変わりますので、定期的にドコモの公式サイトでチェックをすることをオススメします。
尚、このキャンペーンはドコモオンラインショップ限定です。店舗型のドコモショップでは適用外となりますのでご注意下さい。
ウェルカムスマホ割で13ヶ月間も1,500円割引が続く
「ウェルカムスマホ割」は、これまでガラケーを使っていて、P30 Prpで初めてスマホに機種変更する場合、13ヶ月間は利用料金から毎月1,500円が割引となるキャンペーンです。
13ヶ月間の1,500円割引って「ドコモの学割」と似ていますが、学割と違うのは「ドコモwith」と併用できる点で、ウェルカムスマホ割とドコモwithを併用すれば毎月3,000円の割引となります。
年齢制限もありませんし、ガラケーからスマホへの機種変更であれば、auやソフトバンクなどの他社ケータイからのMNPでも適用となります。
下取りプログラムで最大55,000円割引
ドコモの「下取りプログラム」は、機種変更後に使わなくなる携帯電話を機種変更のタイミングで下取りしてくれるサービスです。
下取りと言っても現金で買取をしてもらえるのではなく、新端末の購入代金と相殺、またはdポイントで付与される形となります。
下取り価格は毎月変動し、当然ながら新しい機種のほうが高い下取り価格が付くので、不要になったら早めに下取りに出すのも安く機種変更できるポイントです。
ずっとドコモ割プラスで長く使うほどお得に
ドコモを長期利用している人の特典として「ずっとドコモ割プラス」が誕生しました。
このキャンペーンはドコモ利用歴が4年未満の方は「1stステージ」、15年以上になると「プラチナステージ」と、契約年数によってステージアップをする仕組み。
プラチナステージになると、年間最大で36,000dポイントももらえるので、長く使えば使うほどお得になります。
特に申し込みは必要ないので、ドコモユーザーであれば自動的にキャンペーンが発動していますよ。
料金シミュレーションだと月額費用がすぐに分かる
上で紹介したドコモのキャンペーンは、公式サイトにある「料金シミュレーター」を使うことで、あなたに適応する割引が分かります。
機種代金を含めた毎月の携帯料金が、自動ですぐに分かるので便利ですよ。
P30 Proの特徴とP20 Proから進化した点
それでは最後にP30 Proの特徴や新しい性能など、発売前に気になった部分について触れていきます。
P30 ProはP20 Proの後継機としての位置づけになるため、ハイエンドモデルとしてリリースされています。
P20 Proと比較するといくつか進化している点があるので、そのあたりを中心に紹介していきますね。
HUAWEI P30 Pro | HUAWEI P20 Pro | |
ディスプレイ | 6.47インチ 有機ELフルHD+ (2,340 x 1,080ピクセル) |
6.1インチ 有機ELフルHD+ (2,240 x 1,080ピクセル) |
OS | Android 9 Pie | Android 8.1 |
プロセッサ | Kirin 980 | Kirin970 |
メモリ(RAM) | 6GB/8GB | 6GB |
ストレージ容量 | 128GB/256GB/512GB | 128GB |
メインカメラ | トリプルレンズカメラシステム 2,000万画素/800万画素/800万画素 |
トリプルレンズカメラシステム 4,000万画素/2,000万画素/800万画素 |
サブカメラ | 320万画素 | 2,400万画素 |
生体認証 | ディスプレイ指紋センサー/顔認証 | 指紋認証/顔認証 |
防水/防塵性能 | IP68 | IP67 |
バッテリー容量 | 4,200mAh | 3,900mAh |
本体サイズ | 158×73.4×8.4(mm) | 155×74×7.9(mm) |
重量 | 192g | 180g |
カラー | ブラック/アンバーサンライズ / ブリージングクリスタル / パールホワイト / オーロラ | ブラック/ミッドナイトブルー |
P30 Proは10倍ズームカメラを搭載!もはやデジカメは不要?
P30 Proの最大のウリは、何と言っても「カメラ機能」でしょう。
特筆すべきは光学レンズと30倍デジタルズームを組み合わせた「ハイブリットズーム」で、スマホでありながらデジカメにも劣らない最大50倍の超望遠撮影ができます。
P30pro
広角とデジタル50倍ズーム
ここまでカバーできる pic.twitter.com/LD8VliYksL— TAKE@ごきんじょるの黄昏のメモリー町 (@takegtx) April 11, 2019
P30 Proはトリプルレンズカメラを採用。この部分は先代のP20 Proから継承した形となりますが、機能は大幅にUPしています。
超広角レンズと広角レンズ、望遠レンズを掛け合わせることで、マクロ撮影から望遠撮影まで幅広い用途で使用できますね。
↓HUAWEI P30 Proで撮影した画像。クリックで拡大
PHOTO:geekculture
CPUにはHUAWEIの「Kirin980」を採用
P30 Proに搭載されているチップセットは、先代のP20 Proと同じように、HUAWEIで開発された自社製品の「Kirin980」を採用しています。
他社のAndroidフラグシップモデルには「Snapdragon(スナドラ)」を採用する流れが一般的になっていますが、やはりここは自社製品にこだわりたいのでしょう。
とは言っても、最新のSnapdragon855でも、Kirin980でも性能にはそこまで大きな差はありません。
どちらもスマホにはオーバースペックと言われるほど充分な性能を持っていますので、処理能力で不満を思うことは無いはずです。
ディスプレイは大型の「6.47インチ」
P30 Proのディプレイは6.47インチと、先代のP20 Proの6.1インチから少しサイズアップしています。
サブカメラの取り回しは気になりましたが、色々と噂されたパンチホール式は採用せず、水滴型のノッチ式で落ち着いたようです。
また、ベゼル幅を極限まで狭くしているので、本体の横幅はわずか「73.4mm」の持ちやすいサイズであるにも関わらず、ここまで大きいディスプレイを搭載しているのは凄い事だと思います。
P30 Proは指紋センサーと顔認証の両対応
P30 ProはHuawei Mate20でも採用されていた「In-screen(ディスプレイ内)指紋センサー」を継承しています。
当初は「保護シートを貼ると指紋センサーが使えなくなる」との懸念もありましたが、そこは保護シートメーカーの企業努力でシート上から指を当てても指紋ロック解除ができるようになっています。
また、P30 Proは指紋認証に加えて顔認証にも対応しているので、自分が使いやすい方法で端末のロック解除を行うことができます。
まとめ P30 Proへの機種変更はドコモがオススメ
今回はP30 Proに買い換える際、機種変更とMNPはどちらが得なのか?について触れてきました。
結果的に「機種変更」と「MNP」の価格に差はなく、一人で使うか、家族で使うかによって月額費用が安くなることが分かりました。
このページの内容をまとめると・・・
・機種変更・乗り換え・新規は全て同じ価格
・家族にドコモユーザーがいれば「ドコモ」が最安値
・ドコモは割引が多いのでオススメ
尚、現時点でP30Proがどのキャリアから発売されるかは不明ですが、仮にドコモからしか発売されなかった場合、P30 Proの為にMNPをするのもありだと思っています。(それくらい魅力的なスマホです)
また、家の光回線を「ドコモ光」にしている方は「ドコモ光セット割」が使えるので、ドコモでP30 Proを購入したほうが圧倒的にお得ですよ。
自分に合った方法でお得にP30 Proへ機種変更をしてくださいね。
オンラインショップなら機種変更が更にお得に!
これまでスマホの機種変更は店舗型のショップで行っていた方は、これを機にオンラインショップで機種変更をしてみてはいかがでしょうか?
というのもオンラインショップは、
・ドコモは頭金+事務手数料が0円
・待ち時間が無い
・自宅に居ながら機種変更できる
というメリットが多くあります。
特に重要なのは、ショップでは頭金が必ず必要になるという点で、この頭金の価格は各ショップで独自に設定している為、ショップによっては5,000円~10,000円と差があります。
オンラインショップで機種変更をした場合、この頭金の支払いはゼロに。ドコモに至っては事務手数料もゼロとなるので、非常に安く機種変更ができます。
下の表はP30 Proを機種変更をした際、各キャリアで発生する「頭金」と「事務手数料」の比較表ですが、
ドコモ | au | ソフトバンク | ||||
店頭 | オンライン | 店頭 | オンライン | 店頭 | オンライン | |
頭金 | 8,640円 | 無料 | 9,720円 | 無料 | 10,800円 | 無料 |
事務手数料 | 2,160円 | 無料 | 2,160円 | 2,160円 | 3,240円 | 3,240円 |
合計 | 10,800円 | 無料 | 11,880円 | 2,160円 | 14,040円 | 3,240円 |
差額 | -10,800円 | -9,720円 | -10,800円 |
※この表は横にスクロールします⇒
どのキャリアでもオンラインショップの方が安くなることが分かると思います。
頭金と事務手数料はショップに支払う手数料なので、どんなに多く支払っても端末代金が安くなることはありません。
これまでオンラインショップを使ったことが無かった方は、この機会に利用してみてはいかがでしょうか?
店舗型のショップよりも、5,000円~13,000円も安く機種変更ができますよ。