この記事では「このクレジットカード、楽天モバイルで使えない?」と困った人・困る前の人にクレジットカードが使えないケースと対処方法を解説。
楽天モバイルでよくあるトラブルの原因として
- 3Dセキュアの本人認証
…クレジットカードに必要な設定ミス - クレジットカードの名義
…クレジットカードを使う際の名義関係のミス - クレジットカードの使用制限
…クレジットカードを使う上限金額確認ミス
この3つがあります。どれに引っかかっても大丈夫なように解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
楽天モバイルでクレジットカードが使えない原因は?
まず、クレジットカード関連でよくあるトラブルの原因
この3点をざっくり解説します。
「クレジットカードのトラブル原因はどれ?」という見当をつけてみましょう。それぞれの対処方法は、後で詳しく解説します。
3Dセキュア2.0の本人認証に失敗した
楽天モバイルに限らずネット通販では「3Dセキュア」という仕組みが必要となるケースがほとんど。
セキュリティ対策として、ショッピングサイトで直接クレジットカード情報を入力することはなくなってきています。「…3Dセキュアって何?」という人は、ここでつまずいている可能性大。
クレジットカード会社側の設定もありますので、後で詳しく解説します。
名義の違うクレジットカードを使った
楽天モバイルでは、契約名義と違う名義のクレジットカードを支払い方法にすることができます。
条件 | 利用できる支払い名義 |
---|---|
契約者の年齢が18歳以上 | 契約者名義、契約者以外の名義 |
契約者の年齢が18歳未満 | 契約者名義、契約者の保護者名義 |
ただし、楽天モバイルに登録している情報との相違でエラーが発生するケースも。
クレジットカード自体に使用制限がかかっている
想定外のトラブルとしては、クレジットカード自体に使用制限がかかっているケース。複数のクレジットカードを使い分けていると発生する可能性は低いですが、まれに見られます。
利用可能枠(限度額)が原因でトラブルが発生するケースでは、楽天モバイルで他の支払い方法を選ぶしかありません。
①クレジットカードの3Dセキュア2.0で使えない場合
2022年10月、経済産業省のセキュリティ対策強化検討会は国内すべてのEC加盟店に対して、決済の仕組みに「3Dセキュア2.0」導入を義務付ける方針としました。
楽天モバイルでは2022年9月27日より3Dセキュア2.0を導入すると告知しています。
「そもそも3Dセキュアってなに?」という人も、この機会に設定しておきましょう。
3Dセキュア2.0(本人認証)とは?
そもそも、ネットショッピングやクレジットカードの利用をあまりしていなければ本人認証サービス(3Dセキュア)に馴染みがない人もいますよね。
3Dセキュアとは
決済時に入力するカード番号・有効期限などに加え、発行カード会社へ事前に登録したパスワードの入力をすることでセキュリティを強化した仕組みのこと
ネットショッピングでクレジットカードを利用する際、「なりすまし」の不正利用を防ぐための仕組みです。
3Dセキュアには「1.0」と「2.0」の2種類があり、違いは以下の通り。
3Dセキュア1.0 | 3Dセキュア2.0 | |
---|---|---|
本人確認 | 事前に登録した パスワード |
ワンタイムパスワード生体認証事前に 登録したパスワード |
認証画面 | 必ず表示 | 不正利用の怖れがある場合に表示 (リスクベース認証) |
利用手順は以下のような流れ。利用履歴やカード決済するデバイス・配送先住所など複数の情報を分析し、不正利用の可能性がなければ認証ページに移動しない仕組みです。
step
13Dセキュア対応のクレジットカード会社で利用設定
3Dセキュアに対応したクレジットカード会社で、「ID」「パスワード」を設定します。
step
2クレジットカード決済の場面で情報を入力
クレジットカード決済画面で、カード番号や有効期限などの情報を入力します。
step
33Dセキュア認証ページで認証(初めて決済するサイトなど、カード会社で異なる)
決済画面がクレジットカード会社の認証ページに移り、事前に設定したIDとパスワードで本人認証します。
step
4認証成功
認証に問題がなければ、決済画面に戻ってきてクレジットカード決済がおこなわれます。
3Dセキュア2.0の設定方法・設定可能なブランド
3Dセキュアの登録手順はカード会社によって異なりますが、ざっくりまとめると以下の手順になります。
- 利用しているクレジットカード会社を確認
- クレジットカード会社のユーザー用サイトへアクセス
- クレジットカードが『3Dセキュア2.0』対応か確認する
- サイト内のマイページへログインする
- 必要情報(パスワード)を登録する
「3Dセキュア1.0」はVISA・MasterCard・JCB・American Expressの4ブランドが対応しており、「3Dセキュア2.0」はDiners Clubを加えた5ブランドが対応。
対象のカード会社やカードの種類によっては、そもそも3Dセキュア非対応の場合もあります。
カード会社ごとの具体的なやり方は
楽天モバイル公式HPの本人認証サービス(3Dセキュア)の設定方法でまとめられているのでご参照下さい。
また楽天カードで支払い設定すれば、ポイント還元も有利になります。楽天カードの3Dセキュア解説ページも、ぜひご覧ください。
3Dセキュアに対応できない場合は?
クレジットカードの本人認証サービスが登録できなかった場合は、そのまま楽天モバイルで手続きをすることはできません。
別に3Dセキュア設定済みのクレジットカードを用意するか、代金引換払い・分割払いを利用して決済を進めましょう。
②楽天モバイル登録者と違う名義のクレジットカードを使った
上述のように、楽天モバイルは「回線契約の名義と違う名義のクレジットカード支払い設定ができる」という珍しいキャリア。
楽天モバイルの契約名義と、違う名義のクレジットカード支払い設定でエラーが出るケースを解説します。
契約者名義と異なる名義のクレジットカードはエラーが出ることがある
楽天モバイルでクレジットカード情報を登録する際、「カード番号」・「カード名義」・「有効期限」・「セキュリティコード」の4点の入力が必要です。
その際、
- クレジットカード有効期限の記載は下2桁・入力は西暦4桁
- カード名義はクレジットカード表面に記載されているアルファベット名義をそのまま入力
この2点に注意してください。
楽天モバイルでは「姓名の入力が逆になっている」という理由でエラーが出るケースがよくあるようです。
他人名義のカードで支払う場合、カード名義人情報の入力が必要
楽天モバイルで名義の違うクレジットカードを支払い方法に設定する場合は、クレジットカード名義人の情報が必要です。
楽天モバイルの契約名義と違う名義のクレジットカードを使用する場合、支払い方法設定の際に「新しいカードを利用(他人名義)」を選択しましょう。手順は以下のようになります。
- 「新しいカードを利用(他人名義)」を選択して、カード情報を入力する画面に移る
- カードの情報を入力して「次へ進む」を選択
- カード名義人の情報を入力
「新しいカードを利用(自分名義)」を選択して違う名義のカード情報を入力してしまうと、支払い方法の設定が完了できませんので注意が必要です。
楽天カードはクレカ名義・楽天モバイル名義不一致でエラーが起こる
楽天カードを支払い方法に設定する場合は、
- クレカ名義人の楽天カードでの登録情報(ふりがな)
- 楽天モバイルに登録している情報(ふりがな)
が相違している可能性が。
その場合、楽天モバイルに登録している情報に揃える必要がありますので、注意してください。
楽天モバイルで登録情報を間違えていても、楽天カードの登録情報(ふりがな)を変更することになってしまいます。
支払いを設定したクレジットカードの
確認はこちら(楽天モバイル) >>
③クレジットカード自体に使用制限がかかっている
うっかり、クレジットカードの限度額まで使ってしまっているケース。引き落しがあるまで、クレジットカードが利用停止に…
限度額とは
カード会社が一定期間内に認める利用可能な金額上限。クレジットカードの利用にあたっては、この限度額を超えないように注意が必要です
クレジットカード自体に使用制限がかかっていることでエラーが発生する場合、どのようにしたらいいのかを解説します。
クレカが利用可能枠(限度額)に達していると使えない
クレジットカードには「利用可能枠(限度額)」があり、利用限度額を超えてしまった場合、クレジットカードを利用して買い物できなくるのはご存知の通り。
楽天モバイルでクレジットカード情報を登録する際、楽天モバイルからクレジットカード会社へ「利用できるクレジットカードかどうか」の問い合わせが入ります。
もちろん「現状は利用停止」という回答になるため、楽天モバイルでエラーが発生。クレジットカードの利用限度額には気を付けましょう。
限度額のクレカはしばらく使えない。別なカードを利用しよう
楽天モバイルでは「利用できないクレジットカードの情報」と判断されますので、クレジットカードの利用再開まで情報を登録してもエラーが発生してしまいます。
対応策としては
- 別のクレジットカードを用意する
- クレジットカード会社に限度額アップを依頼する
- クレジットカード以外の支払い方法を選ぶ
限度額アップはクレジットカード会社の審査があるため、すぐに反映できません。現実的には別のクレジットカードを使うか、口座振り替え・代金引き換え払いなど別の支払い方法を選ぶことになります。
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楽天モバイルのクレジットカードに関するエラーコード一覧
楽天モバイルでクレジットカード支払いを設定する際に、よく出るエラーコードは「0001」~「0004」の4つ。
- エラーコード:0001…支払い回数選択エラー
- エラーコード:0002…情報入力エラー
- エラーコード:0003…不正検知システムエラー
- エラーコード:0004…クレジットカード情報エラー
それぞれ、どのようなエラーコードかを解説します。
※エラーコード「0003」「0004」の2つは、システム上の問題の場合もあります。その時はmy楽天モバイルにログインし、チャットサポートでオペレーターに対応を依頼すると早く解消されることもあるようです。
エラーコード:0001の場合
エラーコード:0001が出るケースは、支払い回数の選択を間違っている場合。
楽天モバイルでは
- 一括払い
- 24回分割払い
- 48回分割払い
が選べますが、「48回分割払い」を選べるのは楽天カード利用時のみです。
エラーになってしまったら利用するクレジットカードを楽天カードに変更するか、楽天カード以外のクレジットカードでは「一括払い」か「24回分割払い」を選ぶようにしましょう。
ただし24回分割払いはクレジットカード会社の定める分割手数料がかかりますので、注意してくださいね。
エラーコード:0002の場合
エラーコード:0002が出るケースは、情報入力で問題発生。2種類の原因が考えられます。
- 製品購入時に発生した場合:
…「製品代金の全額分をポイントで支払う」設定にしているにもかかわらず、決済回数に分割支払いが設定されている・会員ランクに応じた利用できるポイント数を超えている - 支払い方法の登録時に発生した場合:
…カード作成時に登録した「カナ(ふりがな)」と、楽天モバイルに登録されている「カナ(ふりがな)」が一致していない可能性
クレジットカードの関連では、「カナ(ふりがな)」の不一致が考えられる原因でしょう。楽天モバイル・クレジットカードそれぞれの登録情報を確認してください。
エラーコード:0003の場合
エラーコード:0003が出るケースでは、不正検知システムの作動・クレジットカード会社からカード払いを承認できない旨の通知があった可能性があります。
ご利用のカード発行会社で確認・エラー発生原因を解消してから再度支払い方法の登録を試してみてください。
申し込み途中で失敗→2重申し込みのようなケースでも不正検知システムが働くようです。不正検知の解除については、上述のようにチャットサポートから依頼してくださいね。
エラーコード:0004の場合
エラーコード:0004が出るケースでは、クレジットカード会社から承認できない旨の通知があったことによるエラー。
対応策としては
- クレジットカード会社にカードの利用可否を確認
- エラーの解消をサポートに依頼
この2点をおこなってから、再度支払い方法の登録を試してみてください。
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楽天モバイルはクレジットカードなしで利用できる?
楽天モバイルの支払い方法はクレカ以外にもいくつかあり、クレジットカードを持っていなくても利用できます。クレジットカード登録でエラーが発生した人は、他の支払い方法を選ぶことも検討してください。
ここでは、クレジットカード支払い以外で支払いする方法を解説します。
『一括払い』ならカード以外の支払い方法がある
月額利用料 | 製品代金 | |
---|---|---|
クレジットカード・ デビットカード |
〇 | 〇 |
口座振替 | 〇 | × |
代金引換 | × | 〇 |
楽天ポイント利用 | 〇 クレジットカード・ デビットカード 支払い時のみ利用可 |
〇 クレジットカード・ デビットカード支払いで 一括払いまたは分割払いの 初回のみ利用可 |
引用:楽天モバイル|お支払い方法
表でまとめてみると、
- 月額利用料は口座振替・楽天ポイント利用でも可能
- 製品購入代金は代金引換・楽天ポイント利用でも可能
ということがわかりますね。
デビットカードで支払い可能(一括払いのみ)
デビットカード(カードでの支払いと同時に、銀行口座から引き落としがされる仕組みのカード)なら、月額利用料・製品購入代金の支払いができます。
以前は限られたデビットカード(楽天銀行・スルガ銀行)しか利用できませんでしたが、現在は利用可能なデビットカードが増えました。
ただし、デビットカードでの端末購入代金支払いは「一括払い」しか対応していません。
その他、
- 同じデビットカードを設定できるのは、5楽天IDまで
- 使えるデビットカードは楽天銀行の他、VISA・Master・JCBの付帯しているカードのみ
- デビットカードに3Dセキュア2.0の設定が必須(チャットサポートで確認済み)
これらの注意点もありますので、デビットカード利用時は気を付けてくださいね。
代金引換なら現金で支払い可能(※条件あり)
製品購入代金は、代金引換(荷物が手元に届いたときに、配送業者さんに商品代金と送料・手数料を現金で支払う方法)でも支払いできます。
代金引換払いを選ぶ場合、
- 商品合計金額に応じた手数料がかかる(330~1,100円)
- 楽天ポイント利用は併用できない
- 本人確認時に「受け取り時に自宅で確認」を選択した場合は代金引換を選べない
- 送料含む商品合計金額が300,001円(税込)以上の場合は代金引換を選べない
これらの注意点があります。
クレジットカードが用意できない人・現金一括支払いしたい人は、参考にしてください。
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