2023年現在、iPhone 6を現役で使っている人には「古いシステムキッチンで料理を作っている人」と同じような悩みがあるはずです。
- 作業スペースが狭くて同時に作業がしにくい
- 壊れそうなところの修理はいつまでできる?
- もし買い替えるとすると、どんな性能を重視しよう?
などの困りごとや悩みごとが、多くあるでしょう。
「まだ使える!」と思う反面「いつまで使えるのかな」という心配もあるかもしれません。
この記事ではiPhone 6が使えなくなって困ってしまう前に、心配を解消するための情報をご紹介します。
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目次
iPhone 6ってどんな機種だった?
iPhone 6は2014年に発売開始された機種。
前モデル・iPhone 5Sから画面が大きくなり、持ちやすいよう本体側面に丸みを帯びる形状になりました。
(iPhone 5s:4インチからiPhone 6:4.7インチ)
また、iPhone 6は4.7インチの画面でも129グラムと比較的軽量。iPhone 5sから機種変更するユーザーにも「持ちやすい」と違和感なく受け入れられました。
(当時のAndroid機種は5インチ前後で150グラム程度)
性能面ではWi-Fi高速通信の802.11ac規格に対応したことにより、自宅でのゲームや動画視聴もスムーズになりました。現在でも現役で使われている理由のひとつと言っていいでしょう。
iPhone 6のスペックをおさらい
では、iPhone 6の性能をかんたんに確認しておきましょう。
SoC | A8 |
メモリ(RAM) | 1GB |
本体容量 | 16 / 64 / 128GB |
ディスプレイ | 4.7インチマルチタッチディスプレイ 1,334 x 750 ピクセル |
カメラ | 背面:8メガピクセル フロント:1.2メガピクセル |
Wi-Fi | 802.11a / b / g / n /ac |
動作が遅い・写真の画質が悪いなど、「使っていて気になる部分がどこにあるのか」をハッキリさせておくと、買い替えるときの「決め手」になります。
iPhoneが『使えなくなる』基準
発売開始から年数が経過しているiPhoneは、本体が使えていても
- iOSのアップデート対象外になる
- アプリが対応しなくなる
- 本体の修理ができなくなる
などの理由で使い続けることが厳しくなります。
いつまで使うか悩ましいところですが、それを判断するために
故障以外で使えない(使えなくなる)と判断する理由
をご紹介します。もしiPhone 6から次のiPhoneに買い替えた場合でも、周辺知識として知っておくと寿命を判断する役に立つでしょう。
iPhone 6はいつまで使える?
最初に結論を言うと、
2024年もiPhone 6を使い続けるのは厳しいです
上述のように、iPhone 6は2014年型。製造・販売をしているAppleは、販売終了からの年数に応じて各種サポートを打ち切ってしまいます。
2023年12月現在のサポート状況
iPhone 6はiOS13のアップデート対象機種から外れてしまいました。
iOSアップデート対応 | iOS 12.5.7 (2023/01/23) |
修理サポート対応 | △ (ビンテージ製品指定) |
2023年12月現在での最新版は、iOS12.5.7のバージョンが最新になります。
通常、セキュリティアップデートもどこかで打ち切られますが、2022年8月以来、久しぶりにiOS12.5.7がリリースされました。iPhone 6以前のモデル向けセキュリティ対策のアップデートになります。
iPhone 6を現役で使っている人は
最新版の12.5.7までアップデートしておくほうがいいでしょう。
修理サポートは「在庫限り」の扱い
修理サポートに関しては、
”Appleが販売店への供給を停止した日から 5年以上7年未満の製品は、ビンテージ製品とみなします。”
と表明していて『部品の在庫があれば、正規の修理ができる』というスタンスです。
iPhone 6は2016年9月、iPhone 7の発売と同時に販売終了しました。2023年2月現在ではビンテージ製品扱いということですね。
販売店へ供給停止から7年以上経過すると「オブソリート製品」扱いになりますが、オブソリート製品は修理自体できません。オブソリート製品への移行目前という点も理解しておきましょう。
スペック面でも現役は厳しい
正直なところiPhone 6を使い続けるのは、ますます難しくなるでしょう。
その根拠ですが
- メモリ容量が1GBと少なく、メモリ消費の多い動作が難しい
という理由です。『メモリ』とはキッチンの調理スペースのようなイメージで、スマートフォンの快適な動作はメモリ容量(作業スペース)の大きさに影響されます。
例えば近年のiPhone 14ではメモリ容量が6GBまで強化されていることから、今のスマートフォンが扱うデータの大きさが想像できるのではないでしょうか。
- 最近の高画質な動画や写真
- 高精細なゲーム画面
- 最新リリースされたアプリ
これらはデータ容量が大きいもの。狭いキッチンで、コストコや業務スーパーの大きな袋に入った食材を扱うイメージをしてみてください…料理の同時進行が難しいのは、わかっていただけますよね。
iPhone 6はあと何年使えるか?
正直、iPhone6をどんな使い方するにしても「あと何年」と言うよりも「厳しい」のひとことに尽きます。
その理由ですが、
- セキュリティ対策が必要最低限
- 最新のアプリが使えない
- 壊れても修理ができない可能性が高い
という点です。
最新版のセキュリティ対策ができないと、「外に持ち出せるiPhoneとしての寿命」が厳しくなります。
また5GやWi-Fi6といった高速通信が広まっている現在の環境では、性能的にも自宅でサブ機として使うことが唯一の生き残り策ではないでしょうか。
さらにオブソリート製品の仲間入り直前です。故障しても正規修理店での修理ができない可能性が高く、もはや「壊れる前に必要なデータはバックアップをしておきましょう」としか言えない状況。
※追記
※セキュリティアップデートが実施されましたので、iPhone 6もマイナポータル対象機種になったのかと確認してみました。
アップデート翌日の2023年1月24日時点で「iOS 14以上がインストールされたiPhone 7以降の機種」という記載でしたので、iPhone 6を「自宅のマイナンバーカード読み取り機」にすることはできない模様です。
iPhone 6から機種変更するなら?おすすめ3機種
各種アプリやデータの引き継ぎがかんたんなので、同じくiPhoneでの機種変更をおすすめします。
- iPhone SE3
- iPhone 13 mini
- iPhone 14
アプリでできることはiPhoneでもAndroid機種でもそれほど変わらないですが、実際の使用感は変わってしまいますのでiPhoneに絞ってご紹介。
iPhone 6ユーザーにおすすめの買い替え候補
比較項目 | iPhone SE3 | iPhone 13 mini | iPhone 14 |
写真 | |||
おすすめ ポイント |
同じTouch ID仕様で 安い |
小さいサイズで 高性能 |
買い替えるなら 最新機種 |
SoC | A15 | A15 | A15 |
ディスプレイ | 4.7インチ | 5.4インチ | 6.1インチ |
メモリ(RAM) | 4GB | 4GB | 6GB |
高さ | 138.4mm | 131.5mm | 146.7mm |
幅 | 67.3mm | 64.2mm | 71.5mm |
厚さ | 7.3mm | 7.65mm | 7.8mm |
重量 | 144g | 140g | 172g |
価格(目安) | 62,800円~ | 92,800円~ | 119,800円~ |
おすすめ候補① iPhone SE3
まず、おすすめの買い替え候補としてはiPhone SE3になります。
指紋認証・本体サイズともに、違和感なく使えるでしょう。液晶ディスプレイを採用した本体価格の安い廉価モデルですが、基本的な操作では処理能力に不満を感じることはないと思われます。
ポイント
- 5G対応で長く使える
- 最新チップA15 Bionic搭載で爆速操作
- 落下・水濡れ・ホコリに強い
- 逆光でもキレイ&ナチュラルな写真が撮れる
- バッテリーが強化され長持ちに
- ホームボタン搭載で使い勝手がいい
在庫が徐々に少なくなっていますが、いくつかのキャリアでは割引セールもあるようです。
おすすめ候補② iPhone 13 mini
本体サイズの面で買い替え候補はiPhone 13 mini。iPhone 14シリーズから本体サイズの小さい『mini』が販売されなったので、最新版iPhoneで小型のサイズはiPhone 13 miniになります。
ベゼル(画面のフチ)がないため本体サイズはiPhone SE3より小さく、画面サイズはiPhone SE3よりも大きくなるところがおすすめポイント。iPhone 5Sを好きだった人なら、買い替えを即決するかもしれません。
ポイント
- 片手にフィットする扱いやすいさ
- A15 Bionicチップ搭載でサクサク高速処理
- 5Gネットワーク対応
- 小さくても大満足のカメラ性能
- フロントガラスの耐久性向上で割れにくい
- 128GB~512GBまでストレージを選べる
在庫が徐々に少なくなっていますが、いくつかのキャリアでは割引セールもあるようです。
おすすめ候補③ iPhone 14
最後に、「どうせ買い替えるなら新しいモデル!」ということであれば、iPhone 14が買い替え候補となります。
2022年発売の準・最新版ですので、前述のようなサポート終了を気にすることは当分ありません。
おすすめポイント
- 現行iPhoneの最新スペック
- 20時間ビデオ再生可能な大容量バッテリー
- 暗い場所でも美しく撮影できるメインカメラ
- 手ブレ補正機能向上で動画がさらになめらかに
- 5コアGPU搭載でゲームもアプリも超速い
価格は119,800円~。Proシリーズに比べると3万円ほど安く、手に取りやすいモデルです。
また各キャリアでは2年後に返却することで本体を安く購入できるキャンペーンを実施しています。クーポンやポイントを利用して安く買い替え、2年後のiPhoneを検討するという方向もおすすめです。
このほかプランの見直しをして通信料金自体を下げると、トータルでの携帯料金は金額がそれほど変わらないこともあります。
オンラインショップではチャットや電話で相談もできます。特にiPhone SE3であれば金額的な負担も軽いので、予習程度にご相談されてみてはいかがでしょうか。
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iPhone 6を現役で使い続けるには?
愛着のあるiPhone 6を寿命の限界まで使うには、できる限り「新しくできる部分は新しくする」ことが大切になります。
消耗部品は交換できるうちに交換し、充電の仕方や扱い方に注意することをおすすめします。
また、
- バックアップをこまめに取る
- Apple ID、SNSなど「よく使うアプリのログイン情報」を確認しておく
この2つは、機種変更前にも重要になる「転ばぬ先の杖」です。iPhoneを使う上で困らないために、必ずしておきましょう。
iPhone 6を現役で使い続けるためのポイント
iPhone 6を大切に使っていらっしゃることは容易に想像できますが、見落としているポイントがあるかもしれません。大切に手帳型ケースに入れて使っていたらバッテリーの膨張に気が付かなかった人もいます。
ここでは、現役で使い続けるために注意すべき点を、個別にご紹介していきます。
バッテリーに負担のかからない使い方をしましょう
一番バッテリーに悪影響を与えるのが、充電しながらiPhoneを操作することです。充電中に待ちきれず操作して、本体が熱くなってしまう経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
スマートフォンのバッテリーは、消耗部品です。特に、充電回数と発熱が劣化を進めてしまいます。現状の使い方と、バッテリーの状態を確認しておきましょう。
iOS12までアップデートしていれば[設定]>[バッテリー]と進み、[バッテリーの状態]をタップすると実際のバッテリー状態を確認できます。
100%の充電表示で実際に使えるのは何%になっているか、という数値ですが80%を下回っていると交換を検討するレベルです。
満充電の100%表示とされているのに、実際には70%程度しか使えない程度しか充電されていないようであれば当然、充電する回数が増えてきます。
充電しながら操作をしたくなりますが、バッテリー寿命を延ばすために我慢することも大切です。
バッテリー交換はできるうちにしておきましょう
バッテリーが劣化・膨張して画面がはがれてしまうなど、基盤やディスプレイまで壊れる最悪のケースに合わないために「交換できるうちにしておく」ことも大切です。
Apple Store・サービスプロバイダ(Apple認定の正規修理店)では、部品の在庫の問題で修理できない可能性が高いです。
また上述のようにオブソリート製品指定されてしまうと、修理受付自体ができなくなってしまいます。街で見かけるiPhone修理店では、Apple純正のバッテリーではない汎用部品を使いますが、まだまだ受付しているところが多いので今のうちにやっておきましょう。
限界だと判断する基準を持っておきましょう
アプリは使えていても、扱うデータが大きいと動作が遅かったり動きが止まってしまったりすることが、既にあると思います。1日に何回も充電しているかもしれませんね。
何を我慢して使っているか・自分にとっての限界を決めておくと、買い替えの機種を決めるときにスムーズに選べます。
関連記事:iPhoneのバッテリーが急に減って充電1%になるとき
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現役が無理なら『サブ機』にするのも手
iPhone 6に愛着があって手放したくない人は、機種変更の際に下取りに出さず、手元に残すことをおすすめします。
自宅でメールチェックや、Twitterなど操作負担の軽いWi-Fi環境専用機にしてしまう…というのも一つの方法です。
(音声通信の仕様のため、格安SIMなどで使うことはおすすめできません)
オンラインショップで下取り価格を確認してみるとわかりますが、下取りしても充電アダプター代になるかどうか程度。手元に残しておいたほうが、メリットは大きいのではないでしょうか。
関連記事:iPhone買い替えベストタイミングは3つ(時期・寿命・年数)
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結論:iPhone6はそろそろ限界。買い替えの検討を
iPhone6はいつまで使えるのか?まとめ
- iPhone6はアップデート対象から外れている
- Appleの修理受付は終了目前
- スペックはさすがにもう厳しい
- 買い替え候補はiPhone SE3、iPhone13 mini、iPhone 14
- オンラインショップで購入すれば事務手数料等が0円になり1万円以上安く買えることも
iPhone 6はまだ使えるのか?という疑問を解説してきました。
iPhone 6は正直もう使い続けるのが厳しいです。
スマホは完全に壊れてからだと機種変更がとても大変なので、動くうちに次の機種を見つけておきましょう。
スペックに不満があったり、気分転換にそろそろ買い替えたかったり…という方は、比較的セールが多い今の時期に新型iPhoneを検討してみてはいかがでしょうか。
auオンラインショップって何??
auオンラインショップは、ネット上にあるauショップ。
auが運営している公式サイトなので安心ですし、auショップと同様に「機種変更」「新規契約」「他社からの乗り換え(MNP)」「各種手続き」がネット上で簡単に行なえます。
auオンラインショップの最大のメリットは、頭金が0円なのでショップよりも安く機種変更ができること。
頭金の額は機種や店舗によって異なりますが、auショップで手続きをするよりも約3,300円~11,000円くらい安くなることも。
auオンラインショップのメリット・端末購入時の頭金が0円
・24時間365日機種変更の手続きができる
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・チャットサポートが受けられる
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・「自宅」「auショップ」から受け取り先を選べるauオンラインショップのデメリット・端末到着まで2日ほどかかる
・実機を直接触って確認ができないまた、オンラインショップで注文した端末は「自宅」「auショップ」のどちらでも受け取りが可能です。
受取先を「自宅」にすれば、混雑しているauショップで2時間とか3時間とか待たされる必要はありません。
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