Galaxyの折りたたみスマホには
- 横に開くGalaxy Z Fold4
→閉じている状態は細長い - 縦に開くGalaxy Z Flip4
→閉じている状態は手のひらサイズ
があり、2種類で展開されています。
この記事では2機種の違いを比較解説してご紹介。特徴・スペック・価格をそれぞれ比較していきますので、どっちがいいか検討するための参考にしてもらえると嬉しいです。
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目次
Galaxy Z Fold4とFlip4はどっちがいい?
Galaxyの折りたたみスマホも、4世代目となりました。
日本ではGalaxyHarajukuが「推し活」体験第1弾として、YouTubeクリエイター「コムドット」とコラボ。Galaxy Z Flip4を使ったコンテンツを提供し、YouTubeショートやSNSで注目されています。
Galaxy Z Fold4 |
・横に広がり、タブレットのような使い方ができる。 ・左右で別々のアプリを使える。 ・地図や電子書籍など、大きな1画面を有効活用。 |
Galaxy Z Flip4 |
・縦に広がり、好きな角度に折り曲げても便利。 ・上下で別々のアプリを使える。 ・折り曲げて置けるのでスタンド不要。 |
基本的には、
- 大画面をタイムパフォーマンスの良さに繋げる使い方ができる「Z Fold4」
- 多彩な角度で撮影・動画視聴の得意な「Z Flip4」
と言えるでしょう。
Galaxy Z Fold4とZ Flip4の比較表
まず、表にして比較してみます。
GalaxyZ Fold4 |
GalaxyZ Flip4 |
|
---|---|---|
閉じた時の サイズ |
横幅:67.1mm 高さ:155.1mm 厚さ:14.2~15.8mm |
横幅:71.9mm 高さ:84.9mm 厚さ:15.9~17.1mm |
開いた時の サイズ |
横幅:130.1mm 高さ:155.1mm 厚さ:6.3mm |
横幅:71.9mm 高さ:165.2mm 厚さ:6.9mm |
重さ | 263g | 187g |
メイン ディスプレイ |
7.6インチ Dynamic AMOLED有機EL |
6.7インチ Dynamic AMOLED有機EL |
カバー ディスプレイ |
6.2インチ Dynamic AMOLED有機EL |
1.9インチ Super AMOLED有機EL |
プロセッサ | Snapdragon8+ Gen1 | |
OS | Android 12L | Android 12 |
メモリ | 12GB | 8GB |
ストレージ ※日本販売版 |
256GB | 128GB |
背面カメラ | 標 準:5,000万画素 超広角:1,200万画素 望 遠:1,000万画素 (光学3倍ズーム) |
標 準:1,200万画素 超広角:1,200万画素 |
前面カメラ | フロントカメラ:400万画素 カバーカメラ :1,000万画素 |
1,000万画素 |
バッテリー容量 | 4,400mAh | 3,700mAh |
防塵・防水 | IPX8 | |
生体認証 | 指紋認証 | 指紋認証 顔認証 |
Sペン対応 | 〇 ※専用Sペン |
× |
マイナポータル | 〇 |
両機種とも、高性能であることは間違いありません。少し気になるのは、防塵・防水性能が「IPX8」と防塵性能に少し不安が残る程度です。多少の海水は大丈夫でも、砂は大丈夫かな?という程度のイメージです。
Galaxy Z Fold4とFlip4のサイズを比較
フォルダブル(折りたためる)スマホのメリットとして、普段はコンパクトなサイズになることは当然ですよね。
では、実際にどれくらいのサイズ感なのか見てみましょう。
GalaxyZ Fold4 |
GalaxyZ Flip4 |
|
---|---|---|
閉じた時の サイズ |
横幅:67.1mm 高さ:155.1mm 厚さ:14.2~15.8mm |
横幅:71.9mm 高さ:84.9mm 厚さ:15.9~17.1mm |
開いた時の サイズ |
横幅:130.1mm 高さ:155.1mm 厚さ:6.3mm |
横幅:71.9mm 高さ:165.2mm 厚さ:6.9mm |
重さ | 263g | 187g |
両者を比べると、それぞれかなり特徴あるサイズ感であることが分かります。開いた時のサイズは他のスマホで類を見ない大きさでした。
Galaxy Z Fold4のサイズ感
Galaxy Z Fold4は閉じた状態でも、縦長の6.2インチサブディスプレイで普通のスマホのように使えます。開いてタブレットサイズのメインディスプレイを使用すると、より便利に使えるイメージです。
Z Flip4に比べて重い原因は、大画面化にともなうトリプルレンズカメラの搭載・RAMやバッテリー容量の引き上げによるもの。Z Flip4より高性能化されていることがわかります。
Galaxy Z Flip4のサイズ感
Galaxy Z Flip4はiPhone 14 plus(146.7mm)よりも上下に長いという少し特殊なスタイルですが、折り曲げて使うことに、無限の使い勝手の良さを感じる機種。
普段使いでは閉じたままサブディスプレイでもさまざまな操作ができる他、約7.2cm×約8.5cmと非常にコンパクトで、小さなポケットにも入る携帯性を誇ります。
コンパクトミラーに近いサイズ感で、カバンやポケットが小さくなりがちな女性ユーザーを強く意識している部分ではないでしょうか。
Galaxy Z Fold4とFlip4のディスプレイ性能を比較
続いて、Galaxy Zシリーズ最大の特徴であるディスプレイの違いを比較してみましょう。
GalaxyZ Fold4 |
GalaxyZ Flip4 |
|
---|---|---|
メイン ディスプレイ |
7.6インチ Dynamic AMOLED有機EL |
6.7インチ Dynamic AMOLED有機EL |
カバー ディスプレイ |
6.2インチ Dynamic AMOLED有機EL |
1.9インチ Super AMOLED有機EL |
Z Fold4は、そのサイズを活かして閉じたままサブディスプレイでの操作でも便利に使えます。
Z Flip4も、コンパクトですが背面(メイン)カメラ横にサブディスプレイがあり、閉じたままでも十分に使えるでしょう。
Galaxy Z Fold4のディスプレイ
Galaxy Z Fold4は上述のようにサブディスプレイが6.2インチというサイズですので、閉じた状態でも普通にスマホを使っている感覚です。
メイン・サブディスプレイとも贅沢に可変リフレッシュレート(パラパラ漫画の枚数のようなイメージ、数が多ければ滑らかな動きを表現できます)1~120Hzという高スペック。ディスプレイに関する不満が生まれることはないでしょう。
Galaxy Z Flip4のディスプレイ
Galaxy Z Flip4のサブディスプレイは1.9インチと小さいからか、Super AMOLED有機ELにランクダウンしているように見えます。
ですがメイン(背面)カメラでプレビューを確認しながらセルフィー撮影ができるという、Z Flip4にしかないアドバンテージは大きいでしょう。
galaxy Z Fold4とFlip4のスペック性能を比較
それぞれの形状や使いかたに適したスペックになっていますので、詳しくご紹介します。
GalaxyZ Fold4 |
GalaxyZ Flip4 |
|
---|---|---|
プロセッサ | Snapdragon8+ Gen1 | |
OS | Android 12L | Android 12 |
メモリ | 12GB | 8GB |
ストレージ ※日本販売版 |
256GB | 128GB |
両機種とも「Snapdragon8+ Gen1」という最新の高性能チップを搭載し、ハイエンドモデルとして恥じない性能を誇ります。
想定される使いかたの違いで、RAM(作業領域)とROM(記憶領域)に差をつけた印象です。
※ROM(記憶領域)をGalaxy Z Fold4:256GB・Z Flip4:128GBとご紹介しています。これは国内キャリア(ドコモ・au・楽天モバイル)で販売されているモデルであり、グローバル版では他の容量のモデルも販売されています。
Galaxy Z Fold4のスペック性能
Galaxy Z Fold4で注目されるのが、OSに「Android 12L」が選ばれた点。Android 12Lはタブレットや大画面のスマホ用OSで、より一層マルチタスク(平行して作業をおこなうこと)に特化した機種になりました。
最大で3つのアプリを同時に表示することができますので、WEB会議をしながら手書きメモを取るなど、便利な使いかたができます。
それに伴い、RAM(作業領域)を12GBとパソコンに比べても見劣りしない大きさとし、ROM(記憶領域)も256GBとZ Flip4より大きなものになっています。
Galaxy Z Flip4のスペック性能
Galaxy Z Flip4は、高性能チップで高速な写真・動画の処理に特化しているように見えます。RAMの容量はZ Fold4と比べると見劣りしますが、メインカメラを活用する使い方には十分すぎる性能です。
ROM(保存領域)も国内販売版では128GBの1種類のみとなっていますが、写真・動画データをクラウドストレージへ保存することに慣れている層をターゲットにしていることがわかります。
galaxy Z Fold4とFlip4のカメラ性能を比較
トリプルレンズを搭載したZ Fold4、気軽にメインカメラでの撮影ができるZ Flip4と特徴の違いが大きく出ている部分です。詳しく見てみましょう。
GalaxyZ Fold4 |
GalaxyZ Flip4 |
|
---|---|---|
背面カメラ | 標 準:5,000万画素 超広角:1,200万画素 望 遠:1,000万画素 (光学3倍ズーム) |
標 準:1,200万画素 超広角:1,200万画素 |
前面カメラ | フロントカメラ:400万画素 カバーカメラ :1,000万画素 |
1,000万画素 |
折りたたみ機種という特性上、ややこしいことになっています。
Galaxy Z Fold4のカメラ性能
Galaxy Z Fold4ではメインのトリプルレンズカメラ、折りたたんだ状態でのサブディスプレイ側(イン側)カメラが「カバーカメラ」、開いた状態でのイン側カメラの3種類があります。
Galaxy Z Flip4のカメラ性能
Z Flip4は閉じた状態でメインカメラの横にサブディスプレイがありますので、「カバーカメラ」が存在せず、開いた状態でのイン側カメラとの2種類になります。
画質で選ぶならFold4、気軽さで選ぶならFlip4
カメラの性能としては、標準5,000万画素・超広角1,200万画素・望遠1,000万画素のトリプルレンズを搭載したZ Fold4のほうが高性能です。
ですが「写真・動画を気軽に撮影できる」機種としては、フレックスモードの際にインカメラが1,000万画素のZ Flip4がおすすめです。
”Flip シリーズや Fold シリーズのような折りたためる端末で、画面を一定の角度に折りたたむと三脚を使わずともスマホを固定して利用できるモードのことを指します。
フレックスモードにすると一部のアプリのレイアウトが自動的に変更され、下半分がコントロール画面、上半分が表示領域に代わります。フレックスモード対応アプリ利用時、端末の折りたたみの角度を変えるとセンサーが動作し、開いた角度に応じて自動的にフレックスモードの画面になります。”引用元:Galaxy公式サイト|フレックスモードとは
galaxy Z Fold4とFlip4の価格を比較
両機種を比較すると、より高性能なスペックなのはZ Fold4です。
ただ、Z Flip4もハイスペックな機種であることは間違いありませんので、価格は両機種ともハイスペック機種に相応しいものになっています。
※各種オンラインショップ限定クーポンやキャンペーンは計算に入れていません。お得に購入することができる最新情報は、各オンラインショップでチェックしてみてください。
Z Fold4・Flip4とも価格はハイスペックスマホ並
両機種の価格差は約10万円あります。大画面のカバーディスプレイ・トリプルレンズカメラ・256GBのROM・4,400mAhバッテリー…など、部品代だけでもZ Fold4が高価になってしまうのは仕方がないですよね。
ですがフォルダブル(折りたたみ)という特性上、返却プログラムを利用して安く購入・2年で機種変更してしまうのも、ひとつの方法です。
1年で買い替える低スペックではありませんし、3年目以降の修理費用を考えてもおすすめです。
両モデルとも販売終了済み
Z Fold4もZ Flip4も、取り扱いがあった各キャリアで販売終了。というのも後継モデルが発売されており、新規生産や入荷がないからです。
今後は後継機種だけでなくGoogle Pixelにも折り畳みモデルが登場しているので、そちらをチェックしてみて下さいね。
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Z Fold4とZ Flip4、結局どっちがいい?
ここまでお読みいただいていれば、「完全におすすめするべき人が違う機種」だと、ご理解いただけていると思います。
galaxy Z Fold4がおすすめな人
- ハイスペックでコンパクトなスマホが欲しい人
- タブレットのような使い方で、仕事のタイムパフォーマンスを良くしたい人
- Sペンを使って入力の効率化を図りたい人
タブレットのように1画面を大きく使う・複数のアプリを起動してマルチタスクで仕事をするなどの使いかたであれば、他に選択肢が見当たらないほどの機種になります。
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Galaxy Z Flip4がおすすめな人
- コンパクト・高性能・使い勝手の良さと、オールマイティーなスマホが欲しい人
- セルフィー・vlogなどで、多彩な角度で映える写真や動画を撮りたい人
- 専用ケースなどの見た目にもこだわりがある人
コンパクトで高性能、使い勝手・見た目の良さと若い女性層に訴求した機種になります。特に「気軽に撮影を楽しむ」という点では、おすすめの1台です。
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