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『大手キャリアはメリットなし』はどこまで本当か?情弱と見られないために。料金だけがすべてじゃない

『大手キャリアはメリットなし』はどこまで本当か?情弱と見られないために。料金だけがすべてじゃない アイキャッチ

こちらの記事では

  1. 大手キャリアの料金はどれくらい高いのか?
  2. あえて3大キャリアを選ぶメリット
  3. それでも月額料金を安くしたいなら

の3つをテーマに、果たしてキャリアユーザー=情弱なのか?を考察。

先に言っておきますが全然情弱じゃないですのでご安心ください!

『大手キャリアはメリットなし』はどこまで本当か?

『大手キャリアはメリットなし』はどこまで本当か?

最近は格安SIMの品質が向上し、利用者の満足度も高くなりました。

その結果スマホ有識者を中心に

  • 大手キャリアは料金が高くメリットがない
  • 格安SIMやSIMフリースマホを利用しない人は「情弱(情報弱者)」だ

と思われることもしばしば

本当に大手キャリアにはメリットがないのでしょうか。また格安SIMにはデメリットはないのでしょうか。

そもそもスマホって料金が全てでしょうか?そんなことないですよね。もっと肝心なことがあるはず。

「もしかして自分は情弱なのでは?」と不安になっている方。こんな時期だからこそ、むしろ最強レベルの安定感を得られるメリットもありますよ。

 

大手キャリアは確かに高すぎる。
格安SIMの料金を比較

まずは、3大キャリアと格安SIM3社の月額料金を比較してみましょう。

データ
通信量
au ドコモ ソフト
バンク
mineo IIJmio J:COM
1GB 3,465円 3,278円 1,298円 1,078円
2GB 4,565円 4,378円 850円
3GB 5,665円 2,167円 5,478円
4GB 6,215円
5GB 1,518円 990円 1,628円
6GB 2,827円
9GB 3,377円
10GB 1,958円 1,500円 2,178円
15GB 1,800円
20GB 2,178円 2,000円 2,728円
 無制限 7,238円 7,315円 7,425円

(各種割引適用前の税込価格)

確かに3大キャリアは高かった…

ご覧のとおり格安SIM業者は3大キャリアに比べてかなり安く、年間では万単位の差になります

3大キャリアは家族割やインターネットとのセット割などの各種割引が充実しているため、上記金額から低容量プランで1,000円程度、無制限プランで2,000円程度安くなる場合もありますが、それでも高すぎるという印象ですね。

3大キャリアは競争が働かず横並びの価格設定になっている

3大キャリアの料金プランはかなり似通っていて、無制限プランは3社とも横並び(割引適用後価格は3社とも税込4,928円)、低容量プランもauとソフトバンクはほぼ横並びです。

競争が働かず横並びになってしまっているのも、料金が高い要因なのでしょう。

 

ドコモの低容量プランは
条件が合えばお得

irumo ロゴ

3大キャリアはほぼ横並びの料金設定ですが、ドコモの低容量プラン・irumoだけは料金が安いです。

さすがに割引適用前の価格では格安SIMほど安くはありませんが「home 5G セット割/ドコモ光セット割」と「dカードお支払い割」を利用すれば、

  • 3GB:880円
  • 6GB:1,540円
  • 9GB:2,090円

と、格安SIMとほぼ同水準。しかもドコモの高品質な回線を利用できるので、インターネットもドコモで契約できる場合はお得だと言えるでしょう。

ドコモの低容量プラン「irumo」はこちら>>

 

au・ソフトバンクの低価格プランは
データ容量が少ない

ドコモの低価格プランは9GBまでありますが、auは4GBまで、ソフトバンクは3GBまでとデータ利用量が少ないプランしかありません。

「電話しか使わない」

「ほとんどWi-Fiを利用する」

といった方には良いのですが、外出先である程度のデータ通信を使う方にはおそらく容量が足りないかと思います。そうなると必然的に無制限プランを契約することになり、料金が高額になりがち。

 

それでも大手を選ぶ理由は?
3大キャリアのメリットをまとめてみた

それでも大手を選ぶ理由は? 3大キャリアのメリットをまとめてみた

格安SIMと比較すると料金が高すぎる3大キャリアですが、もちろんメリットも多いです。

では、それぞれ詳しく解説していきましょう。

 

1.昼夜問わず高速で安定通信

昼夜問わず高速で安定通信

大手キャリアはそれぞれ自社の通信設備を保有しています。そのため、格安SIMよりも通信品質が高く、日本国内なら3大キャリアが最速・安定通信となるのは当然だと言えるでしょう。

回線が混雑しやすいお昼や夕方でも、大手キャリアなら快適に利用することができますよ。

 

2.災害復旧が早い

2024年1月の地震でもたびたび報じられましたが、キャリア系は早くから基地局の復旧に動いていました。

災害発生直後こそキャリアによって繋がりにくい状況があったようですが、こういった迅速な対応により回復しつつあります。

また災害時は自分たちの基地局を持つキャリアの通信が優先されます。回線を借りているだけの格安SIMに比べて繋がりやすいのは大きな安心感がありますね。

 

3.いつでもどこでも相談できる

いつでもどこでも相談できる

3大キャリアのキャリアショップは、2023年8月時点で各社とも2,000店舗以上。日本中に実店舗があるので、困った時はすぐに店舗で相談することができますよ。

格安SIMは店舗がなかったり、少なかったりする場合も多いので、対面で相談したいという方には大手キャリアがおすすめです。

 

4.サポートが手厚い

サポートが手厚い

大手キャリアなら、店頭はもちろん電話やチャットなどサポート体制が充実しています。いずれの相談方法でも回答が早く、内容もしっかりとしているので安心ですね。

まずはチャットで相談してみて、それでもわからなければ店舗で相談するなど、状況に応じて相談方法を選ぶこともできますよ。

 

5.家族割が多い

家族割が多い

大手キャリアでは、家族みんなで契約するとお得になるサービスも充実。プランによっては対象外となることもありますが、一般的には以下のような割引が適用されます。

  • 契約回線数に応じて月額料金が割引
  • インターネットとセットで契約すると家族みんなの月額料金が割引
  • 家族間の国内通話が無料

家族割がある格安SIMはあまりなく、あっても割引額が少ないです。料金を比較するときは、個人単位ではなく家族単位、月額料金だけでなく通話料金まで考えた上で比較してみてくださいね。

 

6.使い放題プランがある

使い放題プランがある

3大キャリアでは当たり前の使い放題プランですが、格安SIMには完全無制限のプランはありません。格安SIMの無制限プランは、

  • 月々のデータ容量超過後は速度制限がかかる
  • 低速・中速データ通信が使い放題
  • 特定のサービス・アプリのみ使い放題

など、いずれも条件付きで、高速データ通信を無制限で利用することはできません。

3大キャリア以外で完全無制限のプランがあるのは、第4のキャリアである楽天モバイルだけ。楽天モバイルは3,278円で高速データ通信が使い放題です。ただし3大キャリアと比べると繋がりにくいという意見もあるので注意しましょう。

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7.キャリアメールが使える

キャリアメールが使える

大手キャリアを使い続けている方は、キャリアメールを利用していることが多いかと思います。他社への乗り換え後にも現在のアドレスを使い続けるには「メール持ち運びサービス(有料)」を利用しなければなりません。(これは格安SIMへの乗り換えに限ったことではありませんが…。)

また、無料でキャリアメールを使える格安SIMは少ないので「アドレスは変わってもいいけど、キャリアメールは使いたい」という方が格安SIMに変更する場合は要注意ですよ。

 

8.取り扱いスマホの種類が多い

取り扱いスマホの種類が多い

大手キャリアで販売しているスマホの種類は、格安SIM会で販売するスマホの種類と比べ圧倒的に多いです。回線契約しているキャリアで購入すれば、簡単な手続きで最新のiPhone・Androidを最速購入できますよ。

もちろんキャリアショップや家電量販店・メーカー直販サイトなどで購入したスマホを格安SIMで利用することも可能ですが、手続きには少し手間がかかります。

\ 各キャリアのオンラインショップはこちら /

 

逆に格安SIMのデメリットをまとめてみると

逆に格安SIMのデメリットをまとめてみると

キャリアにかなり肩入れした内容で書いてきましたが、この調子で格安SIMの困る部分も挙げてみましょう。

料金の安さが最大のメリットである格安SIMですが、もちろんデメリットもあります。

では、それぞれ詳しく解説していきましょう。

1.通信が不安定

格安SIM最大のデメリットは通信の不安定さ。通常時の速度も大手キャリアほど速くない上、アクセスが集中する時間帯のお昼・夕方は通信速度が遅くなりがちなので注意しましょう。

ちなみに安さも通信速度も重視したい方は、大手キャリアのサブブランドがおすすめ。詳しくはそれでも安くしたいなら『サブブランド』がおすすめで解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

2.GBデータ利用量の上限が低い

格安SIMは20GBまでの低容量プランが中心で、もちろん安いプランほど利用できるデータ容量は少ないです。

しかも格安SIMでは、データ容量超過後の速度は最大200Kbps~300Kbpsの場合がほとんど。この速度でストレスなく行えるのは、LINEのテキストメッセージや音声通話、テキスト中心のウェブサイト閲覧程度なので正直使い物になりません。

また、3大キャリアのメリット5.使い放題プランがあるで解説したとおり、格安SIMには完全無制限のプランはありません。

大容量プランがあるのは

  • 楽天モバイル(GB無制限)
  • ahamo(大盛りオプションで100GB)
  • イオンモバイル(50GBプラン)

 

3.実店舗が少ない

格安SIM会社は実店舗がなかったり、少なかったりする場合が多いです。各社とも電話やチャットでサポートを受けることはできますが、基本はセルフ方式のオンライン手続きです。

もし対面で相談をしたいという方は、実店舗がある格安SIM会社を選びましょう。ただし「実店舗は契約対応のみで契約後のサポートは行っていない」という場合もあるので、よく確認してくださいね。

 

4.保証・サポートが最低限

最近はほとんどの格安SIM会社で故障・紛失などの保証サービスを扱っています。しかし大手キャリアの手厚い保証サービスと比べると最低限の内容であることも多いので、申し込み前には保証内容をしっかりと確認しておきましょう。

また機種変更の際、キャリアなら店舗スタッフにお任せでスマホ初期設定を済ませてもらうことができます(※有料)。しかし格安SIMの場合、機種購入・SIM差し替え・初期設定などすべて自分で行わなければなりません。

設定自体は難しいものではありませんが、不安な方は実店舗のある格安SIM会社を選ぶと安心ですよ。

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それでも安くしたいなら『サブブランド』がおすすめ

サブブランドとは?

高品質のサービスを求めるのなら大手キャリアが一番。しかし

通信速度も対面サービスも重視するけど、やっぱり料金も安くしたい!」

というのが正直なところですよね。そんな方におすすめなのが、繋がりやすさと料金の安さを両立したサブブランドです。

 

サブブランドとは?

サブブランドとは大手キャリアが展開している格安ブランドのこと。すでにある自社の基地局や店舗を活用したり、サービス内容を一部省略したりすることで格安SIM並みの安さを実現しています。

さらにキャリアの高品質な回線をそのまま利用できるため、通信品質はキャリアと同等。通信速度が遅くなりがちなお昼や夕方でも、ストレスなく利用することができますよ。

 

3大キャリアのサブブランドは?

3大キャリアのサブブランドは以下の5つです。

では、それぞれの特徴について簡単に解説していきましょう。

 

1.ahamo

ドコモのオンライン専用プラン。

  • 料金は「30GB:2,970円/月」のワンプラン
  • 大盛りオプション(1,980円/月)で110GB(30GB+追加80GB)まで利用可能

このようなシンプルかつ大容量のプランが特徴です。ややこしい家族割や割引条件を満たさなくても安く使えるため、単身世帯の人やお子さんに持たせるのにもピッタリ。

基本的にはオンライン専用プランです。全国のドコモショップでサポートを受けることもできますが、

  • 対面サポートは有料(1回3,300円)
  • スタッフに丸投げできない(教わりながら自分で操作)

となるのでご注意ください。

\ ahamo変更手続きはこちら /

ahamo 公式サイト ≫

 

2.povo

auのオンライン専用ブランド。

  • 基本料金0円
  • 必要なデータ容量やサービスを自由に追加していく(3GB:990円、20GB:2,700円など)

という珍しいプランを提供しています。使った分だけ支払うため無駄がなく、必要最小限の維持費でスマホを持ち続けたい人にピッタリ。

契約やサポートはオンラインに限定されており、残念ながら店舗での対面サポートは利用できません。「手続きは自分でできるから、通信品質と安さを重視したい」という方におすすめのサービスです。

\ povo2.0 利用開始はこちら

povo2.0の新規契約・
乗り換えMNPの方はこちら
(アプリダウンロード) ≫

au、UQ mobile、povo1.0から乗り換えの方はこちら >>

 

3.UQ mobile

auのサブブランド。

  • 使い方に合わせて3つのプランから選べる
  • インターネットとのセット割、家族割で安くなる

などの特徴があります。割引を利用しない場合は割高感があるかもしれませんが、インターネットとのセット割を利用すれば4GB:1,078円と格安SIM並みの安さになります。

全国のUQスポットやau Style、auショップでサポートを受けられますが、一部のauショップは対象外となっています。お近くにサポートを受けられる店舗があるか、事前に確認しておきましょう。

\ 使い方に合わせて3つのプラン /

UQ mobile 公式サイト ≫

 

4.LINEMO

ソフトバンクのオンライン専用ブランド。

  • 「3GB:990円」と「20GB:2,728円」の2プラン
  • LINEがデータ消費0で使い放題

と、シンプルで分かりやすいプランが特徴。データ容量を使い切ったあとでもLINEの通信速度は変わらないので、LINEの使用頻度が高い方には嬉しいですね。

契約やサポートはオンラインに限定されており、残念ながら店舗での対面サポートは利用できません。「手続きは自分でできるから、通信品質と安さを重視したい」という方におすすめのサービスです。

\ 2023年顧客満足度 総合No.1 /

LINEMO 公式サイト ≫

 

5.Y!mobile

ソフトバンクのサブブランド。

  • 必要なデータ容量に合わせて3つのプランから選べる
  • 家族割やインターネットとのセット割で最安1,078円(4GB)から利用可能

といった特徴があります。また、親子割(※期間限定)や60歳以上通話割引もあり、子育て世代や親世代など幅広い世代におすすめです。

店舗サポートも手厚く、全国のワイモバイルショップやソフトバンクショップ(ワイモバイル取扱店)では、契約後のサポートにも対応。「店頭スマホサポート定額」という月額制サービスもありますよ。

\ 開催中の割引・キャンペーンはこちら /

ワイモバイル 公式サイト ≫

※『ワイモバ親子割』は2024年5月31日で受付終了

 

まとめ。大手キャリアユーザー=情弱と見られないために

まとめ。大手キャリアユーザー=情弱と見られないために

大手キャリアが高いことには間違いありませんが、その分価格に見合ったサービスを受けることができます。

普段のデータ使用量やサービス利用度を振り返いつつ、改めて大手キャリアは必要か?を確認してみましょう。

  • 完全無制限のプランを利用したい
  • 家族みんなで同じキャリアを使っていて、家族間通話も多い
  • 通信品質重視、災害時の繋がりやすさ重視
  • とにかく対面サポートが充実していてほしい

などの理由で大手キャリアを利用するのなら、決して情弱ではありませんよ。自信をもって大手キャリアを利用しましょう!

 

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