スマホ実質1円のからくり。iPhone投げ売り?デメリットも|回線契約や料金プランをよく確認しよう

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ショッピングモールや家電量販店を歩いていると「1円」などの超低価格でスマホが販売されているのを時々見かけます。

しかも元々が低価格のスマホだけでなく、iPhone13などの高額な端末も対象となっていて不審に思ったことはありませんか?

安くスマホが買えるのは嬉しいことですが、いったいどのようなからくりがあるのでしょうか。

機種変更のスマホ1円のからくりは?

スマホ1円のからくり しくみ

まず簡単に過去の流れを振り返ってみましょう。

2019年以前は、新規契約や他社からの乗り換え(MNP)であれば最新のスマホでも実質無料で購入できることも珍しくありませんでした。

しかし2019年10月に電気通信事業法が改正。

回線契約とセットで端末を購入する際の割引上限が22,000円(税込)に制限されました。その結果、高性能なスマホを購入するには10万以上の支払いが必要となりました。

でも・・・

スマホ1円になるからくり

元値が10万円以上の端末から割引上限の22,000円を引いたとして、どう考えても1円にはなりませんよね。

買い替えを負担に感じる方も多い中、いつからか増え始めた『実質1円スマホ』。どうしてそんなことが可能なのでしょうか?いくつかの『からくり』があります。

 

からくり①ショップ独自の割引

冒頭で述べた22,000円の割引上限は、あくまでも「回線契約を条件とした割引」の上限です。つまり回線契約を条件とせず、誰でも利用できる割引であれば法規制の対象とはなりません。

この「法律の抜け穴」をついた形で1円スマホは販売されているのです。

例えば…

スマホ1円の仕組み ショップ独自の割引

販売価格72,001円のスマホを一括1円で販売する場合、「ショップ独自の割引」を50,000円に設定します。この「ショップ独自の割引」は回線契約を条件とせず、誰でも利用できる割引です。

すると誰でも22,001円で購入できるようになります。そこから「回線契約を条件とした割引」の上限である22,000円を引くことで、一括1円でスマホを販売できるというわけです。

 

からくり②2年後に端末を返却して残債を免除

ショップ独自の割引を利用すれば一括1円でスマホを販売できることはお分かりいただけたと思います。しかし回線契約を条件とした割引は22,000円以上にはならないので、元値が高ければ高いほど、ショップが負担する割引額が大きくなってしまいますよね。

そこで、高額な端末の場合は各キャリアが提供する「2年後の端末返却を条件に割引する端末購入プログラム」を利用します。

端末購入プログラムとは…

スマホおかえしプログラム引用:ドコモ|スマホおかえしプログラム

36ヶ月や48ヶ月などの分割払いで購入したスマホを約2年後に返却することで、残りの支払いが全額免除されるというものです。

各キャリアそれぞれ以下の名称で提供しています。

このプログラムと先ほどの割引を組み合わせることで、実質1円でスマホを販売するのです。

例えば…

販売価格100,001円のスマホを実質一円で販売する場合を考えてみましょう。

スマホ1円の仕組み 端末購入プログラム+ショップ独自の割引

残価(24ヶ月後の買取価格)を50,000円に設定すると、残りは50,001円。これを24ヶ月の分割で支払うことになるのですが、ここでショップ独自の割引28,000円と回線契約を条件とした割引22,000円を利用すると24ヶ月で1円の支払いとなります。

そして2年後に端末を返却することで残価の支払いが免除となり、1円で販売したことになるのです。しかし端末を返却しなければ残価を分割で支払わなければなりません。

「一括1円」であれば最初に1円を支払うことで、その端末は自分のものとなります。しかし「実質1円」の場合は2年で端末を返却して初めて1円となるのです。返さないと1円にならないので『実質1円』と表現しているのですね。

 

スマホ機種変更1円のデメリット

1円スマホ デメリット

仕組みが理解できると、デメリットも自然に浮き上がってきます。

  • 回線契約の乗り換え(MNP)が必要
  • 料金プランが決められていることが多い
  • 対象機種が決まっている
  • 返却時に端末が故障していると、別途費用が発生する

つまり自由度が低く、購入時にガチガチに縛られてしまう可能性が高いです。

 

回線契約の乗り換え(MNP)が必要

1円スマホは回線契約を条件とした割引(最大22,000円)を利用することで成り立っているため、回線契約の乗り換え(MNP)が必須です。端末単体での購入も可能ですが、その場合は回線契約を条件とした割引が適用されないため22,001円となります。

しかし「ショップ独自の割引」として大幅な値引きをしているのに、回線契約なしで端末だけを購入されるとショップ側にはメリットがありません。そのため、端末だけ購入しようとすると「在庫切れ」などを理由に販売を拒否されるケースもあります。

端末単体での購入を拒否することは総務省の指導で禁止されているので、そのことを伝えるとたいていの場合は購入させてもらえるようですが、あまり気持ちのいい買い物にはならないかもしれませんね。

 

料金プランが決められていることが多い

キャリアによっては、割引を適用するには高額な対象プランでの契約が必要となる場合もあります。

「スマホを1円で購入するために高額なプランを契約したら、月額費が高くついてしまった…」とならないように注意しましょう。

ちなみに…

「対象プランが高額なら、1円で購入してすぐ格安SIMに乗り換えればいいのでは?」という考えは危険。確かに現在は2年縛りもなくなり、違約金なしですぐ他社へ乗り換えることも可能です。

しかし短期間で解約したり他社へ乗り換えしたりするのはキャリアのブラックリスト入り要件と言われています。ブラックリストに入ると、そのキャリアと今後契約できなくなる可能性もあるのでやめておきましょう。

最低でも半年程度は乗り換えないほうがいいとは言われていますが、はっきりとした基準はわからないので注意が必要です。

 

対象機種が決まっている(投げ売りのiPhoneなど)

当然ですがどの機種でも1円で販売しているわけではありませんし、いつでも同じ機種が1円で販売しているとも限りません。

基本的にiPhoneの最新機種など高額な機種は1円では購入できないと思ってよいでしょう。投げ売りされているのは1~2世代前のiPhoneです。(それでも品質は十分に良いですが!)

 

返却時に端末が故障していると、別途費用が発生する

端末購入プログラムによって「実質1円」となる場合、2年後に端末を返却することになります。

しかし返却時に端末が故障していると別途費用が発生し、さらに損傷が激しい場合にはプログラムが適用されず残債と同額の支払いが必要となるケースもあります。

保護フィルムで画面を保護する、衝撃に強いケースに入れるなどの対策をして、大切に扱うようにしましょう。

 

乗り換えしたくないときは、キャリアのオンラインショップがおすすめ

どうしても『乗り換えが必須』というデメリットが目に付きますが、これらを解消できる機種変更の方法があります。

なるべく縛りがなく、なおかつ安く機種変更するなら各キャリアのオンラインショップがオススメす。

オンラインショップがオススメのポイントは5点あります。

オススメポイント

頭金がかからない(0円)
3000円以上する事務手数料が無料
・24時間受付、待ち時間は0分
・煩わしい勧誘を受けることがない
・オンラインショップは在庫が豊富

・キャリア毎のポイントが付くことも

中でも大きいのが事務手数料や頭金がない事です。

ドコモオンラインショップを例にしてみると、

  • 『事務手数料』が無料
    …店舗で買うとき発生する事務手数料3,850円が無料になる
  • 『頭金』が無料
    …頭金の相場は5,000円~15,000円程度だが、これが無料になる

これだけでかなりの金額が節約できるのが分かります。機種本体代からの値引きでなくても、不必要な手数料を支払わなくていいのはお得ですね。

またショップや量販店にはないオンライン限定セールもやっています。わざわざ面倒なMNPをしなくても、数万円単位で割引されることもあるので知らないと大損します。まずはチェックしておくのをおすすめします。

\割引キャンペーン・セール情報はこちら/

 

家電量販店で行われるスマホ1円キャンペーン

スマホ1円キャンペーン 家電量販店

スマホ1円キャンペーンが行われているのは

  • 家電量販店
  • ショッピングモール

が多いですよね。ショップの近くを通りかかると営業トークで声をかけられた経験があるかと思います。

 

ヨドバシ・ヤマダ電機などが土日に行うケース

スマホ1円キャンペーンはヨドバシカメラやヤマダ電機などでよく行われています。

繁華街にある店舗や、土日祝日など集客が見込める場合に実施されることが多いようですが、キャンペーンの告知はないので店舗で確認する必要があります。店舗ごとに期間限定でキャンペーンを行っているので、近隣店をこまめにチェックしてみてください。

2023年2月には…

  • ヨドバシカメラマルチメディアAkiba店や新宿西口本店でiPhone 13やiPhone SE(第3世代)などを実質1円で
  • ヤマダ電機LABI東京八重洲店では1円ではないものの実質24円(月々1円×24ヶ月)で

販売していたそうですよ。

ただ2023年3月に入ってから状況が一変。スマホ1円セールは間もなく姿を消すかもしれません…

 

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スマホ機種変更1円のメリット

スマホ1円のメリット 機種変更の場合

もちろん1円機種変更にはメリットもあります。言うまでもなく端末代金がめちゃくちゃ安いですが

  1. 人気機種が対象になるケース
  2. 月額料金がかえって安くなるケース

があるのも見逃せません。

 

人気機種が激安で買えることがある

「1円で買えるスマホなんて売れ残りじゃないの?」と思われるかもしれませんが、iPhoneやGalaxyなどの人気機種も1円で買えることがあります。

人気機種が激安で買えることが、1円スマホの一番のメリットだと言えるでしょう。

 

回線乗り換えで月額料金が安くなることも

1円スマホは楽天モバイルワイモバイルなどでも販売しています。どちらも月額料金が安いため、回線契約の乗り換えをすることで毎月の支払いも減らせるかもしれません。

端末本体を1円で購入できる上に、月額料金まで安くなるなんて嬉しいですよね。ぜひ一度試算してみてください。

 

1円スマホを購入するときの注意点

スマホ 機種変更 1円 注意事項

スマホの機種変更1円キャンペーンには、細かい契約条項が定められています。

契約ごとなので「知りませんでした」が通用しません。後から話が違う…!とならないために事前にチェックすべき点をまとめています。

 

契約内容を確認

1円スマホを購入する前には契約内容をしっかりと確認してください。

特に「実質1円」の場合は2年後に端末を返却する必要があります。返却しなければ残価を分割で支払っていくことになるので、結局1円ではなくなってしまいます。「一括1円」なのか「実質1円」なのか、確認したうえで購入するようにしましょう。

 

キャンペーンの適応条件を確認

1円で購入する前にキャンペーンの適用条件はしっかりと確認しましょう。

  • 対象プランでの契約が必須
  • 有料動画配信サービスへの加入
  • 不要なアプリのインストール
  • 不要なオプションやサービスへの加入

などを割引の条件としていることがあります。端末本体が安くなっても、高額なプランやオプションでお金がかかってしまっては意味がありませんので注意してくださいね。

 

1円スマホはこんな人におすすめ

スマホの機種変更1円がおすすめな人は?

ルールさえ把握していれば、ありえないほどお得に機種変更できるスマホ1円キャンペーン。

  • キャリアの乗り換えに抵抗がなく、
  • スマホの返却に抵抗がなく、
  • 最新機種にこだわらない

という人にはこれ以上ないシステムかと思います!

 

回線契約の乗り換え(MNP)が可能な人

1円でスマホを購入するには、回線契約の乗り換え(MNP)が必須です。現在のキャリアから変更したくない人は回線契約を条件とした割引22,000円は適用されないため、1円では購入できません。

2年ごとに機種変更をする人

「実質1円」の場合、2年後に端末を返却しなければ残価の支払いが必要となり1円にはなりません。同じ端末を2年以上使い続けたい人は「一括1円」のスマホを購入するか、1円での購入を諦めるしかありません。

最新機種にこだわらない

基本的に高額な最新機種は1円では購入できません。しかし最新機種にこだわらない人にとっては人気機種を激安で購入するチャンスです。

欲しい機種がキャンペーンの対象になっていたら、チャンスを逃さず購入しましょう。

 

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まとめ

スマホ機種変更1円のからくりは?まとめ

  • ショップ独自割引&端末購入プログラムで1円にしている
  • 1円適用にはキャリア乗り換え・プラン加入など条件がある
  • 今後、スマホ1円キャンペーンは姿を消すかも?
  • 乗り換えが難しいならオンラインショップで割引適用がおすすめ

高額なスマホを激安で購入できる1円スマホ。実はさまざまな割引を併用することで成り立っていました。安くスマホが購入できることは非常にありがたいのですが、実は今後このような販売方法がなくなっていく可能性が高いのです。

本文でも言及したとおり1円スマホの販売方法は法律の抜け穴をついたものであり、以前から問題視されてきました。そして2023年2月24日、公正取引委員会はスマートフォンの1円販売といった極端な廉価販売について、独占禁止法の「不当廉価」に当たる可能性があると指摘。監視を強化していくということなので、今後は1円スマホに対する規制が強まっていくことが予想されています。

高額なスマホをお得に購入できるのは、今が最後のチャンスかもしれませんね。契約内容やキャンペーンの適用条件、デメリットなどをしっかりと理解した上で、賢く活用しましょう。

細かい縛りやデメリットが気になるなら、割引セールの多い各キャリアのオンラインショップがおすすめ。手数料0円になるので店頭購入よりお得になりますよ。

 

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