この記事では、気に入っているAndroidスマホを長期間使っている人向けに
この記事でわかること
- Androidスマホの寿命は何年くらい?
- Androidスマホが壊れる前兆やサインって?壊れるとどうなる?
- スマホが壊れる前にやっておくことは?
このようなAndroidスマホが寿命で壊れる前に知っておきたい情報と、機種変更することも考えて「寿命の長いAndroidおすすめ機種」を解説します。
スマホの寿命で不具合が出たからといって、慌てて買い替えしてしまうと後悔することも。アンドロイドのスマホが壊れる前兆や、壊れるとどうなるかという状態を知っておけば慌てずに済みますよ。
まずはAndroidスマホの寿命について知識を持っておくと安心できますよね。特に5年以上スマホを使っている人は寿命でスマホが動かなくなる前に、ぜひ参考にしてください。
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Androidスマホの寿命は何年?
まず、Androidスマホの寿命についての周辺知識を押さえておきましょう。
アンドロイドスマホの寿命についてのポイント
- 本体は4~5年、バッテリーは2年程度が目安
- 多くの人は4年前後に買い替えている
- OSアップデートの期間にもよる
使い方や環境によって、スマホの寿命や壊れる前の前兆(症状)はさまざま。「みんなどんな感じなのかな?」というレベルのざっくりとした知識は持っておいて損はありませんよ。
本体は4~5年、バッテリーは2年程度が目安
そもそもAndroidスマホ本体の寿命としては
スマホ本体寿命のポイント
- 本体は4~5年
- バッテリーは2年程度が目安
このような目安でいいでしょう。
「物理的に壊れるかどうか」という意味では長持ちとも見えますし、寿命が短いようにも見えます。ただスマホのメーカー側としては、これくらいの期間を問題なく使えるように作っているイメージです。
多くの人は4年前後で買い替えている
スマホ本体の物理的な寿命ではなく、購買意識も合わさると4年前後にスマホを買い替える人が多いようです。
多くの人は4年前後に買い替えている
内閣府が発表している「消費動向調査」によると、携帯電話の平均使用年数は2024年3月の調査時点で4.5年。買い替え理由は「故障」が38.0%、「上位品目」は27.8%となっています。
3G停波によるガラケーからスマホへの買い替えを含め平均利用年数が上がっていると思われるため、スマホからスマホへの機種変更では4年前後といったところでしょう。
ちなみにiPhone 5sの発売年である2013年の調査では、平均使用年数3.2年と短いです。ドコモがiPhoneの取り扱いを始めた年でもあり、買い替え理由は「故障」30.5%・「上位品目」49.3%。
調査データから見たところでは故障が理由で買い替えする人は4年前後、欲しい機種に買い替えする人は多少早くても買い替えするようですね。
OSアップデートの期間にもよる
アンドロイドスマホの寿命をややこしくしているのが、OSのアップデート問題です。
スマホの寿命はOSアップデートの期間にもよる
いわゆるアンドロイドスマホは、OSという「スマホを動かすための基礎部分のプログラム」にGoogle社製のAndroidというプログラムを使用しています。
ただスマホメーカーや携帯キャリアが独自の仕様に多少変更するため、機種によって「OSアップデート(スマホを動かすプログラムを最新版へ更新すること)の対応期間」が違ってくることに。
そのため、メーカーやキャリアのOSアップデート対応が早々に終了してしまうと
・本体は寿命を迎えていなくてもOSが古くて最新のアプリが使えない=実質使えない
というケースもでてきます。
Androidスマホが壊れる前兆5つのサイン
ここでは、Androidスマホが壊れる前兆として5つのサイン(症状)を解説します。
Androidスマホが壊れる前兆5つのサイン
- 充電の減りが早い
- 本体が熱くなる
- 動作が重い・アプリが突然落ちる
- 電源が突然落ちる
- OSアップデートできない
このようなサイン・症状がスマホに出ていれば、修理か機種変更を考えましょう。急いでスマホを買い替えなくてもいい症状もありますが、少なくとも後述の「スマホが壊れる前にやっておくべきこと」は早めに行っておいてくださいね。
①充電の減りが早い
Androidスマホが壊れる前兆5つのサイン、1つめは
充電の減りが早い
Androidスマホでは、標準機能として「設定アプリ」>「デバイス情報」>「バッテリー情報」と進むと、「製造日」と「サイクル回数」が確認できます。(※「OSアップデートの期間にもよる」で解説したように、スマホメーカーによっては「電池製造情報」など独自の表示方法にしているケースもあります)
以下はGalaxyシリーズで有名なスマホメーカー、SAMSUNGのサイトからの引用です。
"スマホのリチウムイオンバッテリーは、繰り返し使用することで化学変化により劣化が進みます。一般的な寿命としては、充電サイクルが500サイクル程度といわれています。
1サイクルとは、0%から100%まで充電する単位です。利用方法にもよりますが、スマホのバッテリーは2~5年程度がバッテリーの寿命となっています。とくに長期間利用していると劣化が目立ってくるため、バッテリーの寿命の目安を覚えておくと良いでしょう。"
引用:サムスン公式サイト|スマホのバッテリー交換はいつするべき?
充電の減りが早いと感じたら、バッテリーの劣化具合を確認する方法として「サイクル回数」をチェックしてみてください(確認できない機種もあります)。使用期間としては、ざっくり約3年半が目安です。
②本体が熱くなる
Androidスマホが壊れる前兆5つのサイン、2つめは
本体が熱くなる
スマホの発熱問題は、急いで機種変更したほうがいい前兆(症状)。正直、発熱がひどいようなら機種変更してください。物理的に危険です。
スマホの使い過ぎでも多少は熱くなりますが、あまりにも発熱がひどいならバッテリー劣化のサインと見ていいでしょう。
バッテリー劣化→バッテリー膨張→画面や基盤の破損となると、スマホが起動できなくなります。あまり使っていなくても頻繁にスマホ本体が熱くなるようなら、データバックアップ&機種変更するのがおすすめです。
③動作が重い・アプリが突然落ちる
Androidスマホが壊れる前兆5つのサイン、3つめは
動作が重い・アプリが突然落ちる
この症状は
- OSが古いため最新版アプリとの相性が悪くなる
- キャッシュデータ(一時保存データ)の溜まりすぎで処理が遅くなる
- メモリ(作業領域)不足で処理が遅くなる
このようなケースで、よく起きます。
スマホが古いという理由でのスペック不足(OSとアプリの相性問題)なら仕方ありませんが、メモリなど作業速度が関係する部品の不具合で起きることも…。
スマホの動作が重くても、起動できているうちにデータバックアップ&機種変更に備えておいてくださいね。
④電源が突然落ちる
Androidスマホが壊れる前兆5つのサイン、4つめは
電源が突然落ちる
電源が突然落ちるのは、物理的な故障が原因で起きることが多いです。特に基盤やバッテリーの劣化で起こってしまった場合は、前兆というよりもカウントダウンに近い状態。
ひどい発熱も合わせて起こっているなら、早急に修理か機種変更することをおすすめします。
⑤OSアップデートできない
Androidスマホが壊れる前兆5つのサイン、5つめは
OSアップデートできない
スマホのサポート期間には
- OSアップデートのサポート期間
- 修理のサポート期間
この2種類があります。
修理のサポート期間はスマホメーカー・キャリアともに長く設定することが多いですが、OSアップデートのサポート期間は3~4年前のAndroidスマホなら短く設定されていることがほとんど。
OSアップデートのサポート期間切れが故障の前兆というわけではありませんが、OSアップデートできないことによる弊害は多々あります。
OSアップデートができないという時点で購入後3~4年は経過しているため、スマホ本体の経年劣化を感じるレベルにはなっているでしょう。修理よりも機種変更してしまうほうがおすすめです。
スマホの不具合が複数重なると厳しい
忘れがちですが、スマホは精密機械です。1つの不具合が別の場所に影響することもよくあります。
物理的な故障では
本体の発熱→バッテリー劣化や膨張→ディスプレイや基盤の損傷
このような流れで、複数の不具合が重なって寿命を迎えるケースがほとんど。
バッテリー交換でスマホを修理に出してみたら、基盤の不具合が見つかるケースも…。
修理への不安や繰り返し必要になる修理費用を考えると、早めに機種変更することも検討しておいてくださいね。
古い機種でトラブルが連鎖するのはiPhoneも同じ
古いスマホの不具合・トラブルが連鎖するのはAndroid端末だけでなく、もちろんiPhoneでも発生します。
また、どちらかと言えばカバー類が豊富に販売されているiPhoneのほうが発熱やバッテリー膨張に気付かないことが多いです。
Androidユーザーで「iPhoneならトラブルに悩まされないかも?」と思っている人は、iPhone 7を長く使っている人向けの記事がありますので、ぜひそちらもご一読ください。
関連記事:iPhone7をまだ使ってる人必見。使えなくなるのはいつ?
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iPhone7をまだ使ってる人必見。使えなくなるのはいつ?|サポート終了した今、買い換えるべきか
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スマホが壊れる前にやっておくべきこと
スマホが壊れる前兆やサインを見つけたら、壊れてしまう前にやっておくべきこと4つを解説します。
スマホが壊れる前にやっておくべきこと
- 内部データのバックアップを取っておく
- SNSなどのパスワードやIDを控えておく
- 次に買い替える機種の目星をつけておく
- 念のため保証期間を確認しておく
スマホが壊れるとできなくなることは、最低限やっておきましょう。
内部データのバックアップを取っておく
スマホが壊れる前にやっておくべきこと、その①は
内部データのバックアップを取っておくこと
スマホが壊れたとき修理・機種変更どちらをするにしても、バックアップデータはあるほうが無難です。最悪でも、バックアップを取った時点のデータに復旧できます。
機種変更ではデータ移行にバックアップが必要ないケース(バックアップデータを新機種にコピーするのではなく、ただデータを旧機種→新機種へと移すだけ)もありますが、それは旧機種が正常に動いていることが利用条件です。
またスマホを修理する場合では、機種の初期化や基板交換が必要なケースだとデータを残したままの修理ができません。
そのため、スマホが壊れる前に内部データのバックアップを取っておくことが重要です。
SNSなどのパスワードやIDを控えておく
スマホが壊れる前にやっておくべきこと、その②は
SNSなどのパスワードやIDを控えておく
SNSやゲームなどIDとパスワードでログインすることが必要なアプリは、設定したIDとパスワードを忘れないように控えておきましょう。
壊れたスマホの修理に伴うデータの初期化が必要なケースや、機種変更した後には
- 復旧したアプリを初めて利用する時にIDとパスワードでログインする
- サービス提供側のアカウントデータと紐づけする
この手順が必要です。
パソコンやタブレットなど別デバイスのブラウザでログイン&そちらのパスワード保存機能を利用する、もしくはGoogle パスワード マネージャーなどパスワード管理システムを利用するのもOK。
IDとパスワードが必要なアプリ・サービスを利用している人は、スマホが壊れる前にログイン情報を忘れないように控えておくか、自動で保存するサービスを利用しておいてくださいね。
次に買い替える機種の目星をつけておく
スマホが壊れる前にやっておくべきこと、その③は
次に買い替える機種の目星をつけておく
急にスマホが壊れてしまい、あわててスマホを買い替えたら「コレじゃない感」…というのもよくあることです。
そのためには急な機種変更でも後悔しないように、次に買い替える機種はコレ!というスマホをある程度検討しておくことをおすすめします。
スマホ買い替え検討のポイント
- 今使っているスマホで満足している機能
- 今使っているスマホで物足りない機能
当たり前のように見えるポイントですが、よく考えてみると細かい点に不満が出てくるでしょう。
完全にスマホが壊れる前に、新しいスマホに買い替えれば不満がなくなるかどうかを確認しておきましょう。新機種なら不満が解消できそうかどうか、キャリアのオンラインショップで見てみるくらいなら時間もそれほどかかりませんよ。
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念のため保証期間を確認しておく
スマホが壊れる前にやっておくべきこと、その④は
念のため保証期間を確認しておく
スマホが壊れてしまっても、修理受付期間が終了していると携帯キャリアへ修理に出すことができません。
例えば、auでは修理受付期間に以下のような説明があります。
"補修用性能部品とは、その製品の機能を維持するために必要な部品です。
au電話およびそのオプション品の補修用性能部品を製造終了後4年間(一部機種は6年)保有しております。
保有期間内であっても、故障箇所によっては修理部品の不足などにより修理できない場合もございますので、あらかじめご了承ください。"
引用:au公式サイト|修理受付対応状況
ご存じの方も多いと思いますが、スマホの製品保証は基本的に1年。補償サービスに加入すれば故障時も安心ですが、修理受付期間の目安はざっくり4年程度。
ただ、修理部品があるかどうかで修理受付期間が短くなることも。同じ機種でもキャリアによって期間が変わるケースもあります。
(例)Galaxy S10(2019年5月発売)の場合
- au:2024/7/31終了予定
- ドコモ:2024年8月末終了予定
- ソフトバンク:記載なし
- 楽天モバイル:2024/1/31※受付終了
※2024年4月25日時点での情報です。詳しくは公式サイトをご確認ください。
「Androidスマホが壊れる前兆5つのサイン」で解説した前兆・症状が起こるようなら、少なくとも「いつまで修理ができるか」は確認しておくのが無難です。各携帯キャリアの修理受付期間の確認ページを表にまとめましたので、時間があるときに確認してみてくださいね。
関連記事:Androidの機種変更前にやること一覧
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次に買い替えるべき寿命の長いAndroidは?
使っているスマホが寿命を迎える前に、検討しておきたいAndroid機種は以下の3機種です。
スマホが寿命を迎える前に!おすすめ3機種
- Google Pixelシリーズ
…最新モデルはOSサポート非常に長い - Galaxy Sシリーズ
…最新のS24は7世代アップデート提供、S23も4世代対応 - AQUOS senseシリーズ
…長寿命バッテリーで長く使える
バッテリー寿命・OSバージョンアップ保証が長い3機種なので、Androidの長く使える機種としておすすめですよ!
Google Pixelシリーズ
寿命が長いスマホのおすすめ機種、その①はGoogle Pixelシリーズ。
最新モデルはOSのサポート期間が非常に長い
Google Pixelシリーズは2022年発売のPixel 6a以降、Android OSのバージョンアップこそ3年ですがセキュリティアップデート(セキュリティ対策に関する部分だけの更新)は2028年までの最低5年間保証。
最新機種のPixel 8/ProではOSバージョンアップ・セキュリティアップデートともに2030年10月まで最低7年間保証と、めちゃくちゃ長期間になりました。
正直なところ、5~7年も使えばスマホのバッテリーが劣化するのは仕方がないでしょう。バッテリー交換を数回してもいいくらいの長寿命スマホが欲しいなら、Google Pixelシリーズがおすすめです。
Galaxy Sシリーズ
寿命が長いスマホのおすすめ機種、その②はGalaxy Sシリーズ。
最新のS24は7世代のOSアップデート提供
Galaxy Sシリーズは2021年発売のGalaxy S21以降、4世代OSアップデート&5年間セキュリティアップデートに対応とAndroidスマホでも長いサポート期間が特徴です。
さらに最新機種のGalaxy S24シリーズでは7世代のOSアップデートと7年間のセキュリティアップデートを受けられるようになりました。
長期間のサポート対応にプラスしてGalaxy独自のセキュリティ対策システム『Knox Vault(ノックス・ボルト)』を備えるGalaxy Sシリーズは、長寿命で安心できるスマホが欲しい人にピッタリです。
AQUOS senseシリーズ
寿命が長いスマホのおすすめ機種、その③はAQUOS senseシリーズ。
長寿命バッテリーで長く使える
最新機種のAQUOS sense8では最大3回のOSバージョンアップ&セキュリティアップデート5年と、他社の機種にも見劣りすることがない長期サポート。
さらに高速充電などでバッテリーに負担がかからない「インテリジェントチャージ」・賢く省エネできるアイドリングストップ機能で、3年間使ってもバッテリー寿命が90%以上という驚きの省電力性能です。
お手頃価格&長寿命バッテリー搭載で長く使えるAQUOS senseシリーズは、3~5年で機種変更を考える学割世代におすすめのミドルレンジスマホですよ。
安い型落ちモデルはサポート期間に注意
OSアップデート(バージョンアップ)とセキュリティアップデートの対応期間には
購入後〇年ではなく、発売後〇年という数えかた
というサポート開始時期を勘違いしないように注意が必要です。
特に、安い型落ちモデルだと購入年とサポート対応の開始時期がずれてしまうため注意してください。
1世代落ちくらいならあまり気にしなくてもOKですが、2~3世代前の型落ちモデルでは購入時点でサポート期間が短くなっている(OSサポート期間は寿命が短い)ことを理解しておきましょう。
長く使えるAndroidスマホを選ぶには
長く使えるAndroidスマホを選ぶには、上述のようにサポート期間やバッテリー性能について理解しておくことが重要です。
ただ、長く使ううちに性能面で古さを感じてしまうことがないよう、スペック面の理解も深めておくといいでしょう。
長く使えるAndroidスマホの選び方は、使い勝手に直結するスペック面も含めて検討してください。別記事で詳しく解説していますので、ぜひそちらも参考にしてくださいね。
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Androidの長く使える機種は?寿命が長くて頑丈な7選|スペック優秀&OSアップデートも安心(2024年2月版)
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